おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

静岡新聞

静岡新聞 再度おめでとうございます。水産ジャーナリスト賞

静岡新聞連載「サクラエビ異変」 水産ジャーナリスト賞|静岡新聞アットエス


(2021/3/4 10:37)

 水産業に関心を持つジャーナリストらで構成する水産ジャーナリストの会(東京都)は3日までに静岡新聞社が連載中の「サクラエビ異変」を2020年度水産ジャーナリスト賞に選んだ。3月25日に総会を開き、表彰する。
 評価が集まったのは静岡県内外の研究者でつくる「サクラエビ再生のための専門家による研究会」と取材班の連携や紙面展開で、同会は「『ソリューション・ジャーナリズム(課題解決型の報道)』の先頭を行く取り組みだ。科学など専門的な事柄も読者に分かりやすくかみ砕いて伝えようとしている姿勢に好感が持てた」と述べた。
 「サクラエビ異変」は不漁の原因を水産業に関わる人々の問題だけではなく、主産卵場に注ぐ富士川水系における日本軽金属雨畑ダム(山梨県早川町)の堆砂や戦時期から続く水利権問題、採石業者による凝集剤入り汚泥の不法投棄事件など自然とヒトの向き合い方から考察中だ。
 同会では1994年から水産業の振興・国民的理解を深める優れた作品や活動を顕彰している。



2020年第20回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」静岡新聞おめでとうございます!

第20回ジャーナリズム大賞作品決定 – 早稲田大学


大賞は素晴らしいし、特に『証言 沖縄スパイ戦史』なんかは凄い書籍です。

特に嬉しいのは奨励賞の静岡新聞
山梨の報道機関はほぼ無視の早川町の雨畑ダム(企業ダム)に絡む違法な環境汚染問題を
しっかり調査報道したこと。山梨県も早川町も早川町の住民も知っているのに。
あまりの民度の低い地域だとバレてしまいました。そしてこんな所に沢山の補助金が注ぎ込まれ
公共事業などで潤っている。そして誰も責任を取らない。


公共奉仕部門 大賞
かんぽ生命不正販売問題を巡るキャンペーン報道 (西日本新聞)

公共奉仕部門 大賞
「桜を見る会」追及報道と『汚れた桜「桜を見る会」疑惑に迫った49日』の出版 ネットを主舞台に多様な手法で読者とつながる新時代の試み (毎日新聞ニュースサイト、毎日新聞出版)

草の根民主主義部門 大賞
『証言 沖縄スパイ戦史』 書籍(集英社新書)

文化貢献部門 奨励賞: サクラエビ異変

受賞者氏名

静岡新聞社「サクラエビ異変」取材班代表 坂本 昌信(静岡新聞社)

発表媒体名
静岡新聞、静岡新聞HP

授賞理由
-ワクワクしながら読んだ。サクラエビは駿河湾の名産である。次第に特産物になった地元食材が、壊滅的な不漁を続けている。進行中のこの連載では、その原因を社会環境的に解こうとしている。湾に流れる河川の濁りにまず目をつけた記者は上流に遡り、ダムの影響、採石場からの不法投棄、縦割り行政の不連絡、川をめぐる産業利権を見出す。さらに外国産エビによる偽装、変更を余儀なくされる漁業、のみならず地域漁業に内在する問題にも触れる。誰もが主体であり、責任者だ。ワクワクする理由はまず記者の「自由すぎる」躍動ぶり、そして紹介される解決に向けて手探りで活動する地元の人々の姿である。カントの格言まで登場し、この現象の主役は地域全体なのだと主張する。啓蒙的論調がうまく避けられているのは、取材結果がさらに発見と問題を見出させる予定調和なしのリアルタイムさが読者に伝わってくるからだ。教育的価値も高い。地域の新聞ならではの力を感じた。(中谷礼仁)

受賞者コメント

-静岡が誇るサクラエビはまさにオンリーワンの存在。取材班の記者たちはこの「駿河湾の宝石」に誇りを持っています。不漁が依然続きますが、皆の知恵で復活する日を信じます。「海の問題はすなわち川の問題であり、森の問題であり、そして人の問題」。このたびの大きな賞の受賞を契機に一層自然とヒトの関わりについて考える読者が増えることを確信します。

本当に素晴らしいジャーナリズムの矜持を感じます。





Recent Comments
Archives
お薦め映画