おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

集英社新書

日本が滅びる前に 泉房穂 集英社新書 2023

図書館本 お勧め
副題:明石モデルがひらく国家の未来

暴言市長としてうっすらと知っておりましたが、読了して
泉ファンになりました。

スジを通す、有言実行の政治家であったと。
任せてぶ~たれるのでなく、引き受けて考え明石市の皆さんが素敵です。
障害を持つ弟の存在が日本の福祉問題を変えたいと考える。
東大卒業後、NHK、テレ朝、そして石井 紘基議員秘書などを経験した。
明石市長3期の間に行った施策が子供重視の優しい社会。
既得権益に絡み取られないまさに市民のための政治。
公共事業が効果を生み出す時代はとうの昔に終了。
地方議員は3分の1でOK。

読んでみて、明石市民になりに移住したくなりますね。
そんな人が多い様です、人口は増加しているとの事。


原発再稼働 日野行介 集英社新書 2022

図書館本 読んでいる最中に2024年1月1日の能登震災が起こった。
志賀原発の被害は小出しにされて、1月12日現在まだ全体像は見えない。
また柏崎刈羽原発の被害もあるようだ。もし珠洲原発が出来ていたら一体どうなっていたかと
思うと背筋が凍る

日野さんが毎日新聞記者として書いた記事をブログでも以前紹介した。



さて、本書である。
まさに、調査報道の基本を忠実にしつこく、そして丁寧に裏を取りながら嘘を暴いていく。
誰のための原発なのか?誰のための電力行政なのか?
読み進むほどに、原子力ムラの巨悪に呆れるのである。

秘密会議と再稼働ありきですすむ規制委員会
国会事故調が指摘した「規制の虜」がめんめんと継続していること
避難計画の数字捏造
再稼働を進めるための住民無視の避難計画
核燃料があるから避難計画を作るという詭弁

あとがきに著者は記す。
「これほどまでに巨大なウソの被害を暴く方法は調査報道しかない。青臭い物言いかもしれないが、今はこれが自分の使命だと感じている」

日野さんの今後さらなる調査報道を期待し、応援したい。



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