図書館本

野口健さんの評伝です。最初は暴露本だと思ったけどね。

知っている方が数名出てきたり、著者が甲府郊外のご出身で高校時代に甲府に居たとの事で
さらに興味がでましたね。高校時代の著者のヤンチャぶりも面白い。

さて、いきなり冒頭でサバイバル売文家の服部某が野口氏を「登山家としては3.5流」とテレビ番組
で発言したと。本当に困った人ですね。登山家をそんなに権威付けたり、評価したいのですかね?
どれだけ自分が凄いの???

また、他の登場人物もアルピニストという括りで野口氏を評価しないとか、ほんと〇の穴が小さい人間ばかりで困ったものです。p150

エベレスト日本登山隊のゴミの回収の話が出てきて、当時の隊長の橋本龍太郎さんの話が出てきますが
橋龍さんの事務所(当時)に確かにゴミが飾られていたし、野口さんの話も聞いた記憶があります。
当時の橋龍さん秘書の藤村健さんと野口さんの事務所の関わりも興味深い。

橋龍さんがもっと長生きしていれば、地球環境問題や感染症問題も世界の中で日本がイニシアチブを
取れたと思うのです。そして野口さんがそのサポートをして邁進したであろうと。

野口さんのこれからの更なる活躍を祈るばかりです。

また、野口氏の富士山の世界遺産登録に関する著作も是非、お読みいただければ富士山問題も
ご理解いただけると思います。