昭和天皇 秘められた終戦工作 - ETV特集 - NHK





これまで見た番組の中で最高傑作だと思います。
歴史を紐解き、一次資料を読み解き、研究者の論考を加える。
最後に丸山真男でした。 学術会議を外された加藤陽子教授の説明も的を得ていました。(だからでしょうね)

ただ、残念なのは天皇の戦争責任と退位に関する詰めが中途半端だったように思います。
天皇自身も退位を考えながら、なぜ、昭和が続いたのか?

是非、見て頂きたい近現代史の教科書で習わない多くの事実が描かれています。

戦争という絶対悪の中で、生きたくも死んでいった対戦国、侵略国、そして日本の人々。


昭和天皇 秘められた終戦工作

初回放送日:2024年8月17日

昭和天皇の「聖断」で終わった太平洋戦争。実はその2か月前、内大臣の木戸幸一が重臣たちを説得、御前懇談会で終戦の方針が決まっていた。木戸に終戦工作を助言した人物として最近注目されているのが、東大総長となる南原繁である。南原はアメリカとの直接交渉、天皇の詔書による終戦を構想。しかし政府はソ連を介した和平に望みをかけ、原爆投下・ソ連参戦の末に終戦を迎えた。新発見の史料で知られざる終戦工作を明らかにする。