「富士トラム」とは レールはなくゴムタイヤで走行 山梨県が新たな提案 | 山梨のニュース | UTYテレビ山梨 (1ページ)
リニア同様、初めから無理筋だったわけです。
あるいは、富士急と手打ちしたのかな?(笑)
富士山を食い物にする連中は相変わらず多いけど。
山梨県が検討を進める「富士山登山鉄道構想」について、県は18日、レールを敷設するLRT(次世代型路面電車)の導入を断念したと発表。レールの代わりに白線などをセンサーで感知して走行する新交通システム「(仮称)富士トラム」方式に転換する方針を打ち出した。【佐藤薫】
長崎幸太郎知事は同日の定例記者会見で、「皆さまの懸念を受け止めて転換する」と述べ、山麓(さんろく)自治体や市民団体の反対を踏まえ決断したことを示した。新方式については「来訪者をコントロールできるだけでなく、県内の2次交通網を高度化できる」と意義を強調した。
県によると、中国のCRRC社が開発し、マレーシアなどで実証実験中の交通システムを想定して検討する。ゴムタイヤを使い、路面に埋め込む磁気マーカーや白線をセンサーで読み取って車体を誘導する。水素燃料による駆動を想定。3両1編成(32メートル、定員60人)として、2編成を連結した6両での運行を見込む。
富士山登山鉄道構想の中間報告で示した年間最大300万人程度の利用は可能という。レールを敷設しないため、コスト削減も見込めるとしている。
従来の構想にあった富士山5合目とふもとを結ぶ有料道路「富士スバルライン」を路線とするほか、近隣の鳴沢村や山中湖をつないでふもと全域の交通網として整備する。また、リニア中央新幹線の山梨新駅(甲府市)とも結び、新駅を富士山の玄関口にしたいという。
県は今後、新方式導入に向けた調査を実施。事業費の削減可能性を検討するほか、山麓の傾斜や気候で走行が可能かなど、技術的な課題を検証する。調査費を盛り込んだ補正予算を12月議会に提案する予定。「県民に提案し、理解を得た上で進めたい」としている。
地元の神社や旅館組合などでつくる市民団体「富士山登山鉄道に反対する会」の上文司(じょうもんじ)厚代表(62)は「私たちの活動を理解いただけたことはうれしい。しかし新しい案は突然なので、会で検討していきたい」と話した。