おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

倉本聰

古木巡礼 倉本聰 文芸春秋 2021

図書館本

倉本聰さん 2023年は倉本聰さん88歳だそうです。

各種媒体に発表されたものと、書下ろし

倉本さんが各地の古木になって吐露する日本の、そして世界の問題点

倉本さんのエッセイ等を読んでいると、倉本哲学はやはり戦争体験が非常に大きいと感じる。
それは、作られた作品でも明らかであり、俳優の口を通じて戦争の不条理を語って来た。

地球温暖化じゃなくて高温化だろ!と。その通りですね。

自然を管理出来る、征服できると考える愚かな人間への倉本さんの主張をより多くの方に
理解してほしいものである。

古木巡礼
倉本 聰
文藝春秋
2021-04-14

倉本さんの思想

倉本聰さん今年88歳 役者さんの口を通して時代を的確に斬って来た事がわかる。そして戦争経験者としての反戦、反核のゆるぎない姿勢に強く共感する。黒板五郎(田中邦衛)、やすらぎの郷の菊村栄(石坂浩二)北の国から2021の脚本は存在するとの事。


倉本

昭和からの遺言 倉本聰 双葉社 2019

図書館本

倉本さん(1935-)、今年84歳だろうか。
戦争を体験し、多くの自然災害や原発震災を人生の中で身体で感じられてきた。
本書はそんな倉本さんの生きた過程で体感したことを言葉で綴っている。

現在テレビで放映中のやすらぎの刻が「道」を一つのテーマにしていると思うが
きっと日本の未来へ続く道に対して大きな危惧を持っていることを感じます。

養老孟司さんが1937年生まれで、やはり戦争を経験していて、まさに倉本さんが
感じている文脈を身体性の欠如や都市化と脳化という言葉で何度も言及しています。

私たち、戦争を知らない世代の日本人がどうこれから生きるのかを危惧されているのだろう。
裸足で感じる地面の感触、家族皆で共有した感動、シラミ感染の話などなど。



こんな目次です。
足の裏の倖せ
神の眼
解禁

感動の共有

兄弟のいる風景
怒りについて
布団の記憶
あとがきに代えて―ないこととあること



風のガーデン 倉本聰  2009

レンタル

倉本聰脚本『北の国から』『優しい時間』に続く、富良野三部作の集大成とのこと

生きるとは、死ぬとは。
生かされている自分をいつ感じるのか。
森があり、川があり、海がある。

沢山の倉本哲学が込められているのだろう。

映し込まれている森、草花、清流、里と都会、涙、笑顔。
時間、労働、貨幣 そんな本質的な視点をゆっくり動くカメラワークが捉えているようにも思えた。

自然の中で素直になれる人間でありたいと思った素晴らしい作品でした。




風のガーデン DVD-BOX
中井貴一
ポニーキャニオン
2009-04-15

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