おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

不正

“燃え尽き症候群”とブルシットジョブ

「なぜ仕事がツライのか “燃え尽き症候群”を生むシステム」 - BS世界のドキュメンタリー - NHK






録画で視聴
2020年59歳で亡くなったブルシットジョブの著者デヴィッド・グレーバー氏も登場している。
クソどうでも良い仕事のために人生を不幸にしないためにどう生きるのか?

「頻繁に業務を遮る電話、長引く会議、多すぎるペーパーワーク…私たちは過酷な労働環境にどう向き合えばよいのだろうか。働き方から社会を読み解くドキュメンタリー。

ある調査によれば、「熱意にあふれる社員」の割合はわずか2割、「やる気のない社員」は6割に達しているという。ストレスや怒りを感じているのに働き続けた結果、心身ともに疲れ果てて仕事を続けられなくなることも。燃え尽き症候群のケースなどを紹介しつつ、人生のリセットについて考える。 原題:The Happy Worker or HOW WORK WAS SABOTAGED(フィンランド 2022年)」




ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論
デヴィッド グレーバー
岩波書店
2020-12-24

建設残土 リニアも同じ

ちょっと古いですが、調査報道番組 熱海の痛ましい事故の前ですね。






日本各地の“盛り土”建設残土問題を2年にわたって追跡取材。
都会の“負の産物”を引き受ける“残土ビジネス”の実態を追った。

2018年、愛知県瀬戸市の住宅街に突如現れた“盛り土”で、住民が困っているとの情報を得て取材を開始。
すると、「休耕田にリニア新幹線の工事で出た残土を1メートルの高さにして搬入させてほしい」という業者に対して、土地の所有者は「搬入後は畑として使えると言われたし、JRの事業だから変なことはないだろう」と了承した。

ところが、それは真っ赤なウソだった。

さまざまな建設現場から出た土の寄せ集めの山と判明した。
一方、三重県南部の尾鷲市周辺は格好の“土捨て場”。
関東・関西の工事現場の残土が船で運びこまれ、港からすぐの山肌が削られ捨てられていた。

建設残土は、開発の陰でうみ出される「負の産物」だ。
東京オリンピックや大阪万博など都市部での新たな開発が進む中で、国がその規制を曖昧にしていることは、これから日本全土の問題として広がるのではと危惧する。
また、繁栄する都市部と衰退していく地方の間で起きている「南北問題」とも言える。

日本はこのまま“盛り土”建設残土問題にしっかり向きあわなくてもいいのか・・・。

【受賞歴】
・令和元年度(第74回)文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門「優秀賞」
・第46回 放送文化基金賞 番組部門 テレビ・ドキュメンタリー番組「奨励賞」

2019年11月放送

リニア 本当の不都合な真実は他にも沢山あるのです

リニア、静岡知事が指摘「他県の不都合な真実」 | 新幹線 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース




東洋経済が小林一哉氏などを今も使い続けている理由はまったく理解できないが、本記事執筆の大坂氏はまだまだ良く勉強されていると思う。

本当の不都合の真実は、まさに、橋山先生がかねてより指摘するリニアがコンコルド計画と
同じだと言う事だろう。
エネルギー効率の悪さ、交通機関としての重要度など。
さらに、大深度地下トンネルという災害時のリスク、環境破壊など。

ますます、日本の周回遅れが、世界の笑いものとなるのである。




以下記事より

「不都合な真実はみなさん言わない」

9月7日には川勝知事とは今日初めて会ったという本村市長も取材に応じた。静岡県と同じく、相模原市も水の問題を抱えている。「私自身、水問題には非常に関心があり、JR東海には水が枯れたりしないようにしてほしいと会うたびに話をしているし、水問題で影響を受ける住民には丁寧に説明している。住民の間では慎重な意見も出ているが、どうすれば2027年開業に向けて動いていけるかを考える意見も多い。静岡県も当市も水の問題が重要だという点では共通している。今後も協調してJR東海や国に対して言うべきことを言っていきたい」。

川勝知事は関東車両基地のスケジュールの一件を引き合いに、「2027年に開業できるか、どの県の知事さんも知ってらっしゃるはず。でも不都合な真実はみなさん言わない」と発言した。ルート上の各県がそれぞれの課題を表に出して共有すべきという川勝知事の考え方は正しい。

おそらく、川勝知事は「工事の遅れの原因が静岡県だけにあるのではない。各県の遅れの状況を明らかにして新たなタイムスケジュールを設定すべきだ」と言いたいのだろう。そうであるなら、各県がどのように水問題や生物多様性などの課題に取り組んできたについても耳を傾ける必要がある。他県や自治体の意見を取り入れ、静岡県内の工事開始に向けて尽力すべきだ。



雨畑ダム関連の可能性は? サクラエビ異変 

「濁り 幼生成長に悪影響」 荒川教授(東京海洋大)らのグループ 英科学誌に論文掲載【サクラエビ異変】|あなたの静岡新聞



オリジナルの論文をまだ読んでおりませんが、とりあえず備忘録として。
論文掲載雑誌は超有名でハイランクです。

早川町の雨畑ダムの違法汚泥廃棄や薬品汚染との関係が興味ありますね。





以下記事

サクラエビの主産卵場がある駿河湾奥に富士川水系から強い濁り水が注いでいる問題で、荒川久幸東京海洋大教授(海洋光環境学)らの研究グループが、濁水が幼生の生育に悪影響を与えることを突き止め、1日までに英国の科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)に論文が掲載された。一定濃度以上の濁水にさらされたサクラエビの幼生は栄養を取り込めず、飢餓状態となり成長できなくなった。

異なる粒子濃度でのエラフォカリス幼生の成長比較。1リットル当たり20ミリグラム以上の濃度で10日間飼育した場合ほぼ成長が見られなかった。縦軸は体長、横軸は飼育日数を表す(研究グループの論文より抜粋)
異なる粒子濃度でのエラフォカリス幼生の成長比較。1リットル当たり20ミリグラム以上の濃度で10日間飼育した場合ほぼ成長が見られなかった。縦軸は体長、横軸は飼育日数を表す(研究グループの論文より抜粋)
荒川久幸 東京海洋大教授
異なる粒子濃度でのエラフォカリス幼生の成長比較。1リットル当たり20ミリグラム以上の濃度で10日間飼育した場合ほぼ成長が見られなかった。縦軸は体長、横軸は飼育日数を表す(研究グループの論文より抜粋)


 研究グループはふ化数週間たった「エラフォカリス幼生」を異なる濁水の濃度下で10日間飼育。1リットル当たり無機粒子6・9ミリグラム以下の濃度では、10日経過時点でもともと692マイクロメートルだった体長は約1・5倍の1000マイクロメートル以上に成長したが、20ミリグラム以上の濃度では成長がほぼ見られなかった。
 高濃度下で飼育した幼生の胃には浮遊粒子が含まれていたことも確認し、グループは「消化機能に悪影響を与えた」などと分析した。
 無機粒子濃度と卵のふ化率の間には負の相関関係があることも判明した。1リットル当たり無機粒子139ミリグラムを加えた場合、卵のふ化率は6割以下に減少した。ふ化直後の「ノウプリウス幼生」を同濃度の濁水で72時間飼育すると、幼生が生き残る確率は73・6%まで下落。卵や幼生の表面に粒子が付着しガス交換などに支障が生じた。
 研究グループの調査では富士川河口などからは、幼生や卵の成長を阻害する高濃度の濁水が海に流入している。グループは「幼生や卵が浮遊する駿河湾奥の表層を直撃している」と指摘。浮遊粒子は微細で長時間浅い水深にとどまるため、産卵場付近で浮遊する幼生との関連についても詳細な調査を行う。
 (「サクラエビ異変」取材班)



戦争犯罪 殺人 性暴力 中国 朝鮮、満州

侵略リピート|NNNドキュメント|日本テレビ



録画視聴

取材報道として素晴らしいです。見るのはつらいですが。山口放送

日本軍の加害性をしっかり吐露して一生その罪の重さに苦しんだだろう。

略奪、放火、強姦 なんでもあり。

人間でなくなる戦争。

命令されたままに、人を殺す。

歴史は修正されるべきでない。

犯罪として歴史に残されるべきだ。

ソ連兵の日本女性に対する性暴力も描いています。

人種差別が自分に戻ってくることも。朝鮮人、満州人、中国人に日本人たちが何をしたのか?

今また、ロシアとウクライナがおなじ過ちを。


統一教会の闇

旧統一教会関連団体トップに問う 教会と政治、安倍元首相との関わり - クローズアップ現代 - NHK




録画してあるので見ますかね。

それにしても、やっとNHKが取材し始めたのですかね。

安倍3代に食い込んだカルト宗教
是非とも他の宗教団体にも踏み込んで欲しいものだ。

嫌韓の皆さんやネトウヨな皆さんは口を閉ざしているようですが、
こんな日本の政治体制をどう考えているんでしょうかね?



県庁内がこんなんじゃないの? 

《知事の不倫疑惑》「口止め料を月20万」「週1回八王子のホテルで襲われた」一組の夫婦に離婚裁判をもたらした、長崎幸太郎山梨県知事(54)の“不倫の後始末”《知事が提訴》 | 文春オンライン





文春はやる気満々ですね。(笑)

県庁の元幹部職員も似た様なもんですよね。
〇兄弟な方も沢山いるとか(笑)

上半身と下半身は別ものなんでしょうか?お盛んですね。

よほど暇なんでしょうか?



韓ドラ 再婚ゲーム Netflix

8話完結です。

久々のドロドロ系韓ドラ 凄く面白い。
落ちは書きませんが、非常に良く出来ていて人間関係が上手に描かれています。

ほんと居ますよね、平気で嘘を付き、ヒトを騙すやつ。

モラハラ、パワハラ、児童虐待
上司にはペコペコ、部下には高圧的

いくら肩書があっても、金があってもクソはクソだという事を表していましたね。

局長しようが理事長だろうが、クソはクソなんだよ。

楽しみさせて頂きました。ラストシーンは予想どおりでした(卒業を一瞬想像したけどね)。

原発再稼働 新設 



ロシアーウクライナ戦争においても原発は攻撃目標になっている。

そんな中、原発を再稼働および新設とか言っている場合なのですか?
原子力ムラ(核ムラ)がゾンビの様に湧き上がる。
どうぞ、東京湾に作ってはいかがですすか?



未だに3号機爆発の原因も良く分っていないのですよ。

NHKスペシャル 鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争 2007 再放送

NHKスペシャル 鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜 | NHK放送史(動画・記事)



再放送 2022年8月 を録画視聴



英霊と言うコンテクストで決して語られてはいけない戦争死
自死を強いる、無謀で愚かな戦争という行為。
フィクションという形のドラマだが、ノンフィクションである事は他の戦場での記録からも
明か。

ラバウルを訪問(科研費によるウイルスの調査研究)した事がある人間として(その当時は水木さんや、PNGでの地獄を知らず慰霊碑に手を合わせる程度だった自分を恥じる)。

なぜ、こんな所まで日本は侵略しなければならかったのか?地図を見て思ったのである。

ラバウルは確か、その後の火山噴火で多くの場所が無くなってしまったと聞く。


別件 この番組でマツコさんと出演者はおそらく水木さんのPNGでの地獄の体験を知らないと
言うことが明らでしたね。ジャングルの描写などは、水木さんの目に焼き付いているのですから。








国葬って何? 日本の闇

安倍晋三元首相 の“国葬”どう考える? 旧統一教会問題の影響も | NHK政治マガジン



備忘録として
国葬反対です




しおりさん事件の山口逮捕をストップした人でもある。
守護神がいなくなったし、お辞めになってすべてを暴露した方が良いでしょう。






総理 (幻冬舎文庫)
山口敬之
幻冬舎
2017-04-11

暗闘 (幻冬舎単行本)
山口敬之
幻冬舎
2017-01-26

いつまで岡田晴恵を使い続けるメディア




アビガンアビガンと騒ぎ続けた岡田晴恵 
あんたを専門家と考えているのはお茶の間でテレビやラジオばかり聞いている人だけ。

大臣から電話が掛かってきた? それで情報を共有
是非とも政府の、内閣参与にでもしてもらえば?

子供のインフルも当たり前の事を、いつもの様にオオカミが来るぞ〜〜と叫ぶだけ。
ちなみに、岡田晴恵は薬剤師の資格も医師の資格もありませんから。

インフルワクチンの事もいい加減な情報だし。

抗体依存性感染増強(ADE)もいい加減な説明して、恥ずかしくない?

いい加減、小遣い稼ぎやめろよ。本の宣伝かよ!




2022年8月22日 東京新聞
是非とも岡田晴恵のコメントを取ってください。
早くアビガンを導入してくださいと国会議員やら大臣に何の根拠も無く大声で騒いでいたよね。

アビガン


愚か過ぎる軍部上層部 インパールだけではない

戦慄の記録 インパール - NHKスペシャル - NHK





最近放送された再放送の録画を視聴。2017年8月15日に放送

国会議員が英霊などと靖国参拝で発言するが
それがいかに嘘くさいか(嘘そのもの)が良く分かる。別にインパールだけでなく
全ての作戦が無謀だったことを隠してはいけない。政治・外交の失敗が戦争なのだから。


「牟田口軍司令官から作戦参謀に『どのくらいの損害が出るか』と質問があり、『ハイ、5,000人殺せばとれると思います』と返事。最初は敵を5,000人殺すのかと思った。それは、味方の師団で5,000人の損害が出るということだった。まるで虫けらでも殺すみたいに、隷下部隊の損害を表現する。参謀部の将校から『何千人殺せば、どこがとれる』という言葉をよく耳にした。」(牟田口廉也中将に仕えていた齋藤博圀少尉の回想録)

73年前、23歳だった齋藤元少尉は死線をさまよいながら、戦慄の記録を書き続けた。

「生き残りたる悲しみは、死んでいった者への哀悼以上に深く寂しい。国家の指導者層の理念に疑いを抱く。望みなき戦を戦う。世にこれ程の悲惨事があろうか」



牟田口廉也中将に仕えていた齋藤博圀少尉の吐露
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宗教と寄付 統一教会だけなの?

第113回国会 質問の一覧
宗教法人「創価学会」の運営等に関する質問主意書

昭和63年の 宗教法人「創価学会」の運営等に関する質問主意書


1 宗教上の寄付で集めた資金は、税法上の優遇措置を受けているが、その資金で建設された会館等の施設を学会が支援する特定の候補者の選挙活動に利用させることは、実質的に国から特権を受けた結果となり、憲法第二十条第一項後段の規定に違反することとなるのではないか。
 2 学会の日常活動は、宗教活動というより常に選挙を念頭においた政治活動が主体であり、これは前1の点と併せて考慮すれば、「法令に違反し著しく公共の福祉を害する行為」であり、「宗教団体の目的を著しく逸脱した行為」であるので、宗教法人法第八十一条第一項に該当するのではないか。
三 学会の寄付金集めについて
  学会の寄付金集めは、近年過激なものとなつている。「信心の歓喜と感謝の思いをこめた財務」、「財務は御供養の精神に通じる」、「先生(名誉会長)の大きな世界広布構想のもとに世界的規模で広がりつつある広宣流布を財務がどれだけ支えているのか認識を深めよう」等々と煽り、毎年巨額の寄付金を集めているが、これらはいわば寄付の強要ではないかとの声があがつている。こうした寄付金集めの実態は、寄付をめぐつて夫婦の意見が対立し、遂に別居や離婚という家庭崩壊現象が起こつたり、また生活保護世帯や老齢者、身体障害者等の会員の中には生活苦に陥り、あるいは公営住宅でささやかな生活をしていた人が夜逃げしたなどという例もある。
  これらの寄付金は「財務」、「広布基金」、「特別財務」などの名称で集められているが、以上のような学会の寄付金集めとは別に、名誉会長の就任記念日や誕生日、海外出張等に際し、餞別やお祝い、その他の名目で公明党の国会議員や地方議員、学会本部職員等からその都度、多額の金銭を集めている事実もある。
 1 学会の収支状況については、学会員でさえ周知されていない状況にあるので、最近五年間における収支状況及び課税、非課税別金額を調査の上明示されたい。
 2 学会による過激で過大な寄付金集めは、前述のような反社会的な事例を発生させているが、こうした寄付金集めは公序良俗に反し、宗教団体の目的を著しく逸脱した行為であり、宗教法人法第八十一条第一項第二号に該当するものと思うがどうか。
 3 名誉会長に対する多額の餞別、お祝い金は贈与に当ると思うが、これら贈与金にかかる最近五年間の所得申告及び課税の有無の明示を求める。
四 学会による過大なる不動産取得とその不当なる運用について
  宗教法人が、その目的を達成するため、礼拝の施設その他の財産を所有し、これを維持運用することは、宗教法人法及び税法によつて特別保護が加えられている。学会が近年、巨額の寄付金を会員から集めていることは前述のとおりであるが、学会は、全国の温泉地、保養地、観光地さらには国立公園内等に広大な土地を所有し、会館、研修所など各種の施設を建設し、所有している。これらの施設の中には、ホテルやレジャー施設を買収し、従来の遊興や保養目的と同様の使用に供しているとみられるものもある。
  ところで全国には、会館、研修所などの施設が数百箇所あるが、その主要な施設内には例外なく「池田(名誉会長)専用施設」(以下「専用施設」という。)が設けられている。東京都信濃町の聖教新聞社の最上階にある専用施設を例にあげると、四〜五年前に、実に九億円を投じて改装されたと報じられた。地方の会館内にある専用施設も豪華そのものとの噂が高い。また、専用施設は、名誉会長がその役員でもない「学校法人創価大学」や「学校法人創価学園」内にも設けられている。
  昨年、東伊豆の温泉地に設けられた研修所は、高級別荘地におよそ一万坪を有するもので、門構えと建物の作り等からみて専用施設ではないかとの報道もある。
  このような専用施設は、学会員はもとより学会幹部といえども容易に入室は許されず、完全に名誉会長の個人的使用に供されているものである。
  さらに、最近の報道によれば、創価学会インターナショナル(SGI)関係の不動産取得として、学会傘下にある英国の「仏教団」が、ロンドン郊外の古城を六百万ポンドで買収し、改修費二百万ポンドを含む買収資金(約十八億円)は学会が全額貸与したと伝えられ、国民の強い関心を集めたが、こうした学会の不動産取得とその運用に対する国民の疑惑を解明する必要がある。
 1 学会が保有する不動産については、その種類、取得年度及びその価格、使用目的及び実際の使用状況、固定資産税、不動産取得税及び特別土地保有税の過去五年間の課税状況について、調査の上明示を求める。
 2 施設の名称の如何を問わず、保養、遊興目的と同様の使用に供される施設及び専用施設は、権利の濫用とみるのが社会常識であり、宗教法人法第八十一条に規定する逸脱行為に該当すると思うがどうか。
 3 専用施設の維持運営経費は名誉会長への贈与であり、贈与税を課税さるべきものと思うがどうか。
五 学会と外郭関連会社との関係について
  学会は、多数の外郭関連営利会社を擁しており、これらの会社の役員、株主は学会の幹部で占められ、従業員もその殆んどが学会員である。学会や学会員は、これらの営利法人から物品やサービスを購入し、まさに学会とこれら営利法人は一心同体的経営が行われている。
  従つて、学会の行う収益事業とこれら関連営利会社との決算は、連結決算方式によつて処理さるべきものと思うがどうか。
六 学会の支援する学校法人の運営について
  学会は、「学校法人創価大学」及び「学校法人創価学園」を設置し、年々多額の支援を行つている。創価大学は、一般の総合大学として認可を受け、教員も学生も学会の会員たると否とを問わず公平に受け入れられる。ところが、入試等において学会員と非学会員との差別が存在し、トラブルが絶えないのが実情であり、また、学生に対しても自治会を通じて、名誉会長への忠誠の強要が行われているといわれる。この忠誠強要は創価学園においても同様に行われ、トラブルが絶えないといわれる。
  学問の自由は、憲法第二十三条によつて保障されるところであるが、これは「大学の自治」即ち「教授会の自治」と「学長、学部長の教授による選出権」が保障されてはじめて具現できるものである。
  昨年明治大学内で開かれた私大職員研修会の席上、創価大学法学部教授(教員組合委員長)が「創価大は学会の一下部機関にすぎない扱いをうけている。大学の自主的判断に基づいて選任さるべき学長、学部長等についても大学の自治が認められない」と述べている如く、創価大学には学問の自由が存在しない実情にあるといわれる。
  また、創価大学構内や創価学園構内には豪華な専用施設があつて、大学の役員でもない名誉会長が休養などで利用していることは既に述べたが、創価大学の構内施設では、連日のように学会の諸会合が開かれ、選挙時には公明党の選挙活動の会場に供されるなど、創価大学はいまや学会のイベント会場と化したといつても過言でない状況にあるといわれる。
  創価大学には私学助成金として、年間十億円前後の金額が国家から支給されている。
  従つて以上述べたる如き、名誉会長による学園教育の恣意化、私物化を容認することは、特定の宗教団体に国が補助を与えることとなり、憲法第二十条第一項後段の規定に違反することとなると思うがどうか。

 右質問する。



答弁








ズブズブな宗教と政治の関係性

おいらが大学生の頃には原理研の活動が凄かったよね。

霊感商法もかなり問題視されたのに、メディアやジャーナリズムは急激な批判低減は
なんだったのか。

宗教団体と政党の関係性は徹底的に追及してほしい(統一教会(協会))だけじゃなくてね。

良い報道番組です。早めに御覧ください。

スポーツビジネスの闇、いかさま、

五輪組織委元理事、4500万円受領か スポンサーのAOKIから | 毎日新聞




この高橋さん有名ですよね。
以前、ブログでも書きました。


この読書メモ 最初はamazon review に出てましたが、やがて削除
そして再投稿出来ない状態。これいつものリニアやダム書籍の扱いと同じですね。
どうしてもリニア作りたい、ダム作りたい人たちがいるわけだ。













MINAMATA エンドロール 写真集

弱者が常に痛みを感じる世界。
そんな世界を変える事が出来るのが映画であり、写真であり、多くの民衆その人達だと思う。

NIMBYにならない個人、無関心で済ませない自分たち。

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MINAMATA
アイリーン・美緒子・スミス
クレヴィス
2021-09-07

ユージン・スミス写真集
ユージン スミス
クレヴィス
2017-11-30




















そしてこの写真集は多くの方に見て頂きたい。映画の中のシーンにも多く登場します。
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おもちゃ 河井案里との対話 常井健一 理想社 2022

図書館本 

400ページ弱の大著と言って良い常井氏の取材に基づく力作。

常井氏の他の著作(無敗の男 中村喜四郎 全告白 – 2019)が凄かったので読んでみました。

他にも多くの政治家や政治の世界を扱った著作があります。

本書では案里しの生い立ちから広島での選挙買収事件を多方面から(河合夫妻や関係者、親族も含め)取材してまとめています。

案里は県議になったら公共事業に頼らない産業育成を模索していたと書かれている
慶応のSFCで日本の未来を夢見た女性が、時代の波と政治の波に翻弄され、
男性優位な薄汚い政治の魑魅魍魎の世界で「おもちゃ」にされた、いや、おもちゃに
なって行くことを是認した自分を今後どのように生かしていくのか期待したい。


企業責任 東電 原発震災 経産省ー電力ーアカデミア 原発ムラ

原子力企業の役員の責任を重視 13兆円賠償命令の東電株主代表訴訟 「ほかの訴訟にも影響与えるのでは」:東京新聞 TOKYO Web




英雄視されている元1F所長の吉田氏などが前職で地震対策をおざなりにしてきたことは
記録として残されている。
いかに金をかけずに儲けようとした結果が原発震災でしょう。
添田氏の詳細な調査記録(新書3部作)がありますので、是非読んで頂きたい。

当たり前の判決がどうしてこれほど時間がかかるのか?
そして、高裁、最高裁とまたムダに時間が浪費されるのだろうか。

経産省ー電力ーアカデミア(利権学者、御用学者の原発ムラの責任には踏み込んでいない(株主訴訟だから)原発ムラすべてのムラ人が責任を取るべきであるのは言うまでもない。
プルトニウムは飲んでも平気だとか水素爆発は絶対起こらないと言った東大教授がいましたよね?
兼業でいくら私腹を肥やしたのでしょう?

リニアもJR東海の株主さんがどうして訴訟を起こさないのかな?
事故が起きたりした後にするのかな?





戦争の加害性を伝える事

相模原の男性が語り続ける 慰安婦への加害の記憶 | 社会 | カナロコ by 神奈川新聞



歴史を修正して、都合の良い風に解釈する輩がいる。
すでにアカデミアでは南京事件(虐殺)も強制された慰安婦が居た事は確定した事実である。
それを、論破したかのように、検証されないデータなどを使うのが歴史修正主義者たち。
そして、彼ら、彼女らはそれを商売としている。


2014年の記事ですが
中国の女性たちを強姦する日本兵に私は避妊具を配った−。先の戦争で自ら手を染めた後ろ暗い過去と向き合い、告白を続ける人が相模原市南区にいる。元牧師の松本栄好さん、92歳。「傍観していた私は『戦争犯罪人』だ」。歴史への反省がかすむ社会に今、伝え残したいことが多くある。「従軍慰安婦は確かに、いた。私が証人だ」

筒状の器具を性器に差し込み、のぞき込む。炎症で赤くなっていないか。できものは見当たらないか。月に1度の性病検査。軍医の手伝いが衛生兵、松本さんの任務だった。

 女性の体を思ってのことではなかった。

 「兵力を維持するためだった」

 戦地や占領地では日本軍人の強姦が問題になっていた。住民の反感を買えば、治安の悪化を招き、占領はおぼつかない。一方、不衛生な現地の売春宿では性病に感染する恐れがある。病気になれば兵隊として使い物にならなくなる。強姦防止と性病予防が慰安所の目的だった。

 中国山西省盂県に出征したのは1944年2月。当時21歳。城壁で囲まれた大隊の拠点に慰安所はあった。

 「慰安婦としていたのは20代ぐらいの6、7人。日本の着物ではなかった。兵隊たちが『朝鮮ピー』と呼んでいたので、彼女たちが朝鮮の人々なのだと分かった」

 半年後、分遣隊として数十キロ離れた上社鎮という占領地区に移り、慰安所は強姦の歯止めになるどころか性的欲求をあおり、拍車を掛けていることを知る。

 「慰安所は大隊本部にしかなかった。だから兵隊たちは『討伐』と称し、村々で食料を奪うのと同時に女性たちを強姦していった」

 犯す前、松本さんは避妊具を手渡した。「気を付けろよ」。病気になるなという念押しだった。

 強姦は当時の軍刑法でも禁じられていた。「私はトルストイの禁欲主義に傾倒していて、性行為への嫌悪感が勝っていた」。それでも、目の前で繰り広げられる光景に疑問も罪悪感も湧かなかった


問題は強制の有無か

 やはり分遣隊が「討伐」に繰り出したある日、逃げ遅れた女性を拉致した。

 「20〜30代ぐらいまでの7、8人。兵隊たちにとっては『戦果』だった」

 従軍慰安婦の問題をめぐっては、軍の関与と強制性を認めた河野洋平官房長官談話の見直しを求める声が一部の政治家から上がり続ける。第1次安倍政権では「政府が発見した資料の中には、軍や官憲による、いわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかった」と明記した政府答弁書が閣議決定されている。

 松本さんは首を振り、証言を続ける。

 「女性たちは自ら歩かされ、連れてこられた。悲鳴を上げたり、騒ぐこともなかった。あの状況で逃げ出したり、抵抗したりすることにどんな意味があったか。抵抗すればいつ危害が加えられるか分からない。その絶望になぜ思いをはせないのか」

 女性たちは駐屯地の兵舎の片隅に監禁され、「兵隊たちはそこで代わる代わる強姦した。私は避妊具を配り続け、やはり女性たちの性病検査を行った」。

 1週間ほどたち、隊長の判断で女性たちを村に戻すことになった。松本さんは「女性たちの体力が低下したからだ」と思った。隊長は交換条件として、村長に命じた。

 「ほかの女を連れてこい」

 別の2人が連れてこられた。

 松本さんは言う。「慰安婦だけの問題ではない。中国や韓国の人たちが怒っているのは、それだけではないと認識すべきだ」

 村々での強姦、慰安所ではない兵舎での監禁。女性たちの体に刻み付けられた暴力の残虐さに違いなどない。なのに人集めの際の強制性の有無を論じたり、慰安婦制度ばかりに焦点が当てられることは問題の本質から目を遠ざけることになると感じている。

 「私たちは中国や朝鮮の女性を性の奴隷として扱っていた」

 そして、自身がそう認識することができたのも戦後になってからという事実にこそ目を向けなければならないと、松本さんは言う。
語らないことの責任

 ニワトリや豚を盗むように女性を連れ去り、犯す−。「戦地は倫理、道徳、品性、誇りも何もないモラルのない人間がつくりあげられていく人間改造場だった」。松本さんは中国や朝鮮の人々には何をしても構わない、という空気が蔓延していたと振り返る。

 「当時の教育を見詰めないといけない。戦時動員の名の下、国家主義を浸透させるために『日本よい国 きよい国 世界に一つの神の国』と自国の民族の優位性を強調する教育が行われた。その過程でとりわけ中国や朝鮮の人々への蔑視と傲慢さが、私たちの心の内に生み出されていった」

 復員後、牧師となったが、自らも加担した蛮行を口にしたことはなかった。

 「戦争体験を多少話したことはあったが、通り一遍のこと。罪の自覚から話せなかった」

 慰安婦の女性と会話を交わしたことはあったはずだが、どんな言葉をしゃべり、どんな表情をしていたかも記憶にない。「覚えていようと思わなかったためだ」。やはり消し去りたい過去だった。


 転機は8年前。牧師を引退し、親族が住む神奈川に居を移していた。旧知の教会関係者に証言を頼まれた。使命感があったわけではない。「求められるなら話してみよう、と」。市民団体などから次々と声が掛かるようになり、反響の大きさに語る責任があることに気付かされた。

 証言するということは過去の自分と向き合うことだ。「正直、つらい。できれば黙っていたかった」。過去の否定は、いまの自分を否定することでもある。

 同じように人は望みたい歴史にしか目を向けようとしない。

 「何をしてきたのかを知らなければ、同じ過ちを繰り返す。語らないことでまた責任が生じる」

 従軍慰安婦をめぐる議論が再燃するのと時を同じくし、憲法9条を見据えた改憲や集団的自衛権の解釈変更の議論が政治の舞台で進む。「この国は戦後ではなくもう戦前と言っていい」。そして問い掛ける。

 「悪いのは政治家だけだろうか。そうした政治家を選んできたのは、過去と向き合ってこなかった私たち一人一人でもあるはずだ」

旧日本軍従軍慰安婦と河野談話 戦時中、日本軍の戦地や占領地に造られた慰安所で朝鮮半島や中国、フィリピン、インドネシアなどの女性が兵士らに性的暴力を受けた。女性たちは暴行・脅迫や甘言、人身売買により連れられてきた。慰安所設置の計画立案から業者選定、女性集め、慰安所管理までが軍の管理下に置かれていたことは各種資料で裏付けられている。

 日本政府は1993年に河野洋平官房長官談話で軍の関与と強制性を認め「おわびと反省」を表明した。

 談話をめぐっては2007年に第1次安倍内閣が、軍や官憲が強制連行した証拠は見つかっていないとする政府答弁書を閣議決定。第2次内閣では、安倍晋三首相が談話の見直しを示唆。韓国の反発だけでなく米国の懸念を招き、日米韓首脳会談を前にした今年3月に談話の継承を明言。一方で談話の作成経緯についての検証は行うとしている。





ある権力者の死

特定宗教団体は特定されているのに
大手メディアは何を躊躇って発表しないのか。
権力者が広告等になっていた事は明からであることは
団体の機関誌等で過去において明らかだろう。

霊感商法でしられた団体がなぜ野放しなのか?

7月9日に発表された小出先生の文章を備忘録としたい。

http://www.go.tvm.ne.jp/~koide/Hiroaki/remark/%E3%82%A2%E3%83%99%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E6%AD%BB.pdf

アベさんの死_2アベさんの死_1

リニアと選挙




自民党は参院選政策集にリニア中央新幹線の東京—大阪間の全線開業について「財政投融資を活用し、最大8年間の前倒しを図る」と明記した。公明、立憲民主両党も公約に早期整備を図ると記載している。これに対して、共産党、れいわ新選組、社民党は自然環境の破壊につながるなどとして、計画中止や見直しを求めている。
 岸田文雄首相は5月末、山梨県都留市のリニア中央新幹線の実験線を視察した。試験車両に試乗し「安定性もあるし、地震にも強い」と語った。
 自民は政策集で品川—名古屋間の「早期開業」を掲げた上で、水資源や自然環境への影響の回避や軽減にも力を入れるとした。公明も、課題を克服しながら「早期整備を図る」とする。立民は「環境への影響や工事方法の安全性などを十分に調査した上で、早期全線開通を目指す」と政策集に明記する。
 計画中止や見直しで足並みをそろえるのが共産、れいわ、社民だ。その理由として、共産は「自然環境・生活環境を破壊する」。れいわはリニア計画見直しで、ほかの必要なインフラの更新や地方公共交通機関の確保などに予算を付ける必要があると指摘。社民はリニアより老朽化が進む地方自治体のインフラ整備への支援を強化するべきだと主張する。日本維新の会、国民民主党、NHK党は公約などにリニアに関する記載はない。
 リニア中央新幹線は東京・品川と名古屋、大阪を結ぶ路線で、品川—名古屋を先行開業させる。品川からの最短所要時間は名古屋40分、大阪67分。工事費は約7兆円で、事業主体はJR東海。政府が3兆円の財政投融資で後押しする。
 工事に伴う水資源や生態系への影響を懸念する静岡県の反対で、静岡県内の着工が遅れており、東京—名古屋は予定していた2027年開業が難しくなっている。(村上一樹)

リニア 選挙


歴史修正主義に騙されないために

年に何回かあるんです。
図書館で借りて、読み始めて、購入する図書

まさにこれは持っていたい一冊です。



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権力に忖度する司法 一縷の望み

津波対策の不備はすでにこれまでの裁判でも東電や他の電力会社の記録やメイルから
明らかなのに。。(添田氏の著作参照)




今回の裁判での三浦裁判官の反対意見が司法の正義である。

東京電力福島第一原発事故の福島県内外の住民らが国と東電に損害賠償を求めた4訴訟の最高裁判決。国の責任は否定されたが、1人の裁判官は他3人の多数意見の判決を痛烈に批判し、国が東電に規制権限を行使しなかったのは「国家賠償法1条1項の適用上違法だ」とする反対意見を書いた。原告らはこの反対意見を「第2判決」と呼び、後続の第2陣や全国各地の同様の訴訟で、最高裁で勝つまで闘い続ける覚悟を固めている。(片山夏子)
【関連記事】原発事故、国の責任認めず 避難者訴訟、最高裁が統一判断「津波対策命じても防げなかった可能性高い」
◆「この反対意見は『第2判決』」
 国に責任があるとする反対意見を書いたのは、検察官出身の三浦守裁判官。1陣、2陣含め原告が5000人超の福島訴訟への判決文では、補足意見を含め全54ページ中、30ページに及ぶ。
 福島訴訟原告団の馬奈木厳太郎弁護士は「反対意見が判決の形で書かれているのは極めて異例のこと。これが本来あるべき最高裁判決だという思いを感じる。原告の思いに向き合い、法令の趣旨からひもとき、証拠を詳細に検討しているこの反対意見は後陣の訴訟にとって宝。第2判決として位置付けたい」と評する。
 判決文の実質的な判断が書かれた部分が4ページなのに比べると、反対意見の内容は多岐にわたり、判断も詳細な理由が述べられている。「多数意見は国や東電の責任を問う裁判で、最大争点である津波の予見可能性や長期評価の信頼性への明確な評価を避けるなど、触れていない重要なことが多い」
 一方で、三浦裁判官は長期評価も予見可能性も認めた上で「想定された津波で敷地が浸水すれば、本件事故と同様の事故が発生する恐れがあることは明らかだった」とし、遅くとも長期評価公表から1年後の2003年7月頃までには、国が東電に何らかの対策を取らせるべきだったとした。
 また判決の多数意見は、予想された津波以上の津波が敷地を襲っており、対策も防潮堤以外は一般的でなかったとし、「仮に津波対策が取られていたとしても、事故が発生した可能性が相当ある」と判断。国が東電に対策を義務づけなくても、原発事故の発生に因果関係はないと結論づけた。
◆多重的な防護対策「検討すべきだった」
 これに対し、三浦裁判官は津波が予想された方角以外からも遡上する可能性の想定をするのは「むしろ当然」とし、津波の大きさも相応の幅を持って考えるべきだと言及。津波の侵入口や経路をふさぐ水密化も国内外で当時実績があり、それら多重的な防護対策を「万が一にも深刻な災害が起こらないようにする法令の趣旨に照らし、検討すべきだった」とした。
 さらに三浦裁判官は、原発の技術基準は電力会社の事業活動を制約し、経済活動に影響する一方で、原発事故が起きれば多くの人の生命や、身体や生活基盤に重大な被害を及ぼすと言及。「生存を基礎とする人格権は憲法が保障する最も重要な価値」とした上で、「経済的利益などの事情を理由とし、必要な措置を講じないことは正当化されるものではない」と断じた。馬奈木弁護士はこう解説する。「つまり原発稼働による経済活動を優先し、人の生命や身体を脅かすことは許されないということ。これはまさに原告側が訴えてきたこと。もっとも注目されるべき点ではないか」
 国の規制権限は「原発事故が万が一にも起こらないようにするために行使されるもの」という三浦裁判官の反対意見は、1992年の四国電力伊方原発を巡る最高裁判決が説いた内容を受けたもの。馬奈木弁護士は言う。「重要な争点にも触れないなど判断を避けた部分が多く、今回の最高裁判決は、後続裁判が縛られるものではない。この第2判決の意見が多数派になり、再び最高裁まで勝ち上がって勝訴するまで闘う」


◆「希望持てる」続く裁判に光
 三浦裁判官の反対意見をよりどころに今後も国の責任を追及していくとしても、やはり17日の最高裁判決の衝撃は、原告団にとって大きかった。
 「こんな判決認めねぇぞー。許せねー、許せねー」17日午後、最高裁正門前で福島訴訟の服部崇事務局次長(51)は声を振り絞って叫び、泣き崩れた。東電の3幹部を訴えた刑事訴訟も含め、国や東電の責任を問う全国各地の約30の被災者訴訟で、弁護団が連携して積み上げてきた十分な証拠があり、勝訴だと信じてきたから「パニック状態だった」と振り返る。
 翌日の原告団らの判決検討会には、服部さん含め原告団幹部が顔を出さなかった。服部さんも抜け殻のようになり、福島で判決を待つ原告仲間にもどう言っていいのか分からず、福島にも帰れなかった。心配して電話をかけてきた馬奈木弁護士に「泣いてばかりいたら、これで終わってしまうぞ」と言われ、気力を振り絞った。南雲芳夫弁護士にも「判決文を読め、希望が持てるぞ」と言われ、福島に戻り判決文を読んだ。
 「三浦裁判官の反対意見は俺たちが求めていた判決だった。俺は自分のためじゃなく、原発事故の被害にあった福島県民全体のために頑張ってきた。闘いの第1章は終わったけど、これから第2章だ」。闘う力が体内から湧き上がってくるのを服部さんは感じた。


◆二度と原発事故が起きない社会を
 福島原発事故で国に損害賠償を求める訴訟は全国各地で争われている。
 2016年以降に福島地裁に提訴した「福島訴訟」第2陣の原告は、1200人を超える。判決直後の週末に行われた弁護士による原告募集説明会には、54人が参加。その場で原告に加わった人のほか、「国の責任を認めない最高裁判決はおかしいと思って参加した」という人もいた。7月も現時点で、県内各地で14回の説明会が予定され、弁護団は「原告を第1陣、第2陣合わせて早い段階で1万人としたい」と意気込む。
 福島訴訟は、各地域で共通する最低限の被害を立証し、原告以外の同じ地域にいる住民も同等の賠償が得られるように考えており、原発事故の被害者全体の救済を目指す。「放射性物質が飛び散った福島県民は全員、被害を受けた近隣の県の人たちも原告になれる」と弁護団は説明する。
 判決後、福島訴訟の原告団が東電や経済産業省、原子力規制委員会、福島県議会の各党を回り、被害者の早期救済や賠償基準を定めた中間指針の見直しを求める行動には、第2陣提訴がなく今回の最高裁判決で敗訴が確定した「群馬訴訟」代表の丹治杉江さん(65)や、「千葉訴訟」共同代表の瀬尾誠さん(69)も参加した。
 丹治さんは福島市内で開かれた記者会見で「後続の裁判を支えるなど、いろいろな形で不正をただしていきたい。未来を担う子どもたちのためにも、この悔しさをエネルギーに闘っていきたい」と話した。
 「あれだけの原発事故を起こしながら、国にも東電にも過失責任がないとされ、対策を取ったとしても事故は防げなかったと多数意見はした。対策を取っても防げないのならば、深刻な被害を出す原発事故を防ぐには、原発の稼働を止めるしかないということになる。社会としてそれでも原発を稼働するのかが問われている」と馬奈木弁護士。
 もともと最高裁判決が出ても終わりではなく、原告団は解散しないことは決まっていたと明かした中島孝原告団長(66)はこう語る。「このままでは原発事故の責任を誰も取らず、あの事故の教訓も何も学ばないまま。原発事故はまた起きる。二度と原発事故が起きない社会を次世代に引き継ぐまで闘い続ける決意は変わらない」

 デスクメモ 国も東電も悪くない。悪いのは想定外の津波を起こした「自然」だと最高裁判決。あまりと言えばあまりな理屈だが、逆説的に原発推進側にとっても痛いはずだ。いくら防護をしても自然には無力で事故は防げない、と認定されたのだから。これでどうやって再稼働をするというのか。(歩)






サントリー様 無償提供をお願いいたします。

首領様の政治パーティーにはドンドンと無償提供をされるということですね。

是非とも、拙宅には山崎2022などを提供下さい。有料購入の抽選にもハズレました。

山崎や白州のシェリーカスクなども大歓迎です。

2022年6月14日 東京新聞朝刊の投書欄より
弁護士さんの主張

東京新聞6月14日

信濃毎日 「国策民営」リニアの現場から




長野県には信濃毎日
静岡県には静岡新聞
東京には東京新聞

とりあえず調査報道出来る紙メディアが存在します。

しかし残念ながら山梨県には何もない。
発表報道だけ、そして広告主のポチとなって、行政や企業の都合の良い情報だけが流され続けている。
井の中の蛙は大海どころか、地元の不正すら、県外からの調査報道で知る事になる。

若い優秀な人々が県外に出ていくのは当然である。
残るのは、学習しない高給地方公務員と金融関係や一部の上場企業の社員だけ。
あと国民皆保険で倒産しない病院関係者かな。
そして年金受給者だろう。

韓国 N番部屋事件 NHK Netflix

ジャーナリズムと警察がしっかり働いたから摘発出来たのだろう。
あまりに悲惨な事件であり、日本や他国でもおそらく同様な事件は起こっているのだろう。


「追跡 デジタル性犯罪の闇〜韓国 N番部屋事件〜」



サイバー地獄: n番部屋 ネット犯罪を暴く Cyber Hell: Exposing an Internet Horror  Netflix

Netflix ドキュメンタリー作品『監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影』(原題:The Social Dilemma) 2020

Netflixのドキュメンタリー良いですね。これも是非見て欲しい。

2022メルトダウン(スリーマイル島原発事故の不都合な真実、そして日本の原発業界が何もそこから学んでいなかった事は明らか)。そしてこの2020年のドキュメンタリーがまたスゴイ。一時シリコンバレーの住民は子供にスマホを持たせないという報道がありましたが、この作品に基づいているのでしょう。
Netflix ドキュメンタリー作品『監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影』(原題:The Social Dilemma)
https://youtu.be/uaaC57tcci0

陰謀論やフェイクニュースを信じてしまうヒトには是非見て欲しいけど、きっとこれも陰謀だと言うのだろうね(笑) 反ワクチンのヒトとかも。

メルトダウン Netflix 2022 ドキュメンタリー

是非多くの方に見て欲しいドキュメンタリー

いかに原発業界と政治が結びついて情報操作をしてきたかが分かる。

そして常に被害を被るのは住民たちである。

スリーマイル島原発事故は1979年3月 未だ廃炉処理は終わっていない。ガン多発の報告 レベル5

チェルノブイリ原発事故は1986年4月 多大な人的被害 レベル7 

福島原発事故は2011年3月 レベル7 未だデブリの回収すら出来ていない。完全廃炉の予定は未定。


リニア環境影響調査



事業者が環境影響調査をコンサルタントに金を払って委託するので、コンサルタントが事業者に都合の良いデータを作るのでしょう。
本質的に日本の環境影響調査に問題がある事は以前より指摘されています。
中立を担保出来る第三者機関が行えば、リニアが認可されるはずがないのです。


以下記事
「 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡る問題を説明する県の出前講座が静岡市内であり、講師役の渡辺光喜・県くらし環境部参事は「JR東海の環境影響評価は不十分」と主張した。トンネルを掘削する南アルプスに多数存在する希少な動植物への悪影響を懸念した。【山田英之】
動植物の保全、説明に変化
 講座は4月24日、市民団体「大井川の水を守る62万人運動を推進する会」(代表、青島悦世・焼津市議)の勉強会として開かれた。
 JRは環境影響評価法に基づいて2014年8月、リニア工事の環境影響評価書を国土交通省に提出した。これを受けて国交省は14年10月、工事実施計画を認可した。
 渡辺氏は環境影響評価が不十分な理由として、評価書をまとめた当時と最近でJRの説明が異なっている点を挙げた。評価書で「重要な魚類の生息環境は保全される」と予測していたが、県の有識者会議にあたる生物多様性専門部会での説明資料は「動植物の生息・生育環境に影響が生じる可能性がある」と変化した。
 JRの環境影響評価に対して、県は14年7月に出された国交相の意見を重視する。当時の国交相は「事業実施にあたって、環境保全に十分な配慮が必要」「地元の理解と協力を得ることが不可欠」などとJRに求めた。渡辺氏は「認可は国交相の意見が前提だ。地元の理解と協力がないと工事はできないと考えている」と述べた。
 静岡工区について、県とJRの議論を科学的・工学的に検証するため、国交省が設けた有識者会議は21年12月に大井川の水問題に関する中間報告をまとめた。水問題に続き、南アルプスの生物多様性保全の問題についても、国交省は有識者会議で話し合う考えだ。
 渡辺氏は「水問題中間報告がまとまるまで1年8カ月かかった。生物多様性の問題は有識者会議で議論が始まっていない段階で、どれだけ時間がかかるか予断を許さない」と語った。」



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