おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

ブログ等

本当の事を書くと没になる同窓会誌

新潟大学の話題/ 本当のことを書くと掲載拒否・・・新潟大学人文・法・経済学部同窓会事務局の会報編集方針 : 隗より始めよ・三浦淳のブログ


世の中、仲良しクラブ化した既得権益ムラが多いのでしょう。

以前、僕も同窓会誌への寄稿を没にされました。リンクからどうぞ。

さらに同窓会での上がり(余剰金)は仲間内で宴会に使っているとの情報も流れてきた。

石橋湛山先生やら竹中労さん、その他諸先輩が知ったらなんと思うのだろう?

井の中の蛙、大海はもちろん富士五湖すら知らないのだろう。千代田湖位は知っているのかな。



以下ブログより
2018年01月17日
新潟大学の話題/ 本当のことを書くと掲載拒否・・・新潟大学人文・法・経済学部同窓会事務局の会報編集方針
 昨年12月、新潟大学人文・法・経済学部同窓会事務局から、2018年3月限りで定年退職予定の私宛てに、新潟大学を去るにあたって同窓会報に文章を書いてほしいという申し入れが紙の書面で来た。(新潟大学を知らない方のために説明しておくと、新潟大学の人文学部・法学部・経済学部は以前はひとつの学部で、後になって三つの学部に分かれたので、同窓会組織は現在でも三学部まとめて一つになっているのである。)
 その後12月19日に、書くかどうかの意志確認が改めてメールで寄せられた(以下)。

新潟大学を去るにあたって
                      人文学部  三浦 淳

 私が新潟大学に奉職したのは1980年ですが、1994年の教養部廃止と2004年の独法化をへて万事が大幅に悪化しました。独法化以前は教員一人あたり研究費が40万円、出張旅費が6万円ありましたが、独法化以降は双方を合わせて20万円となり、一昨年度は6万円に。ここには文房具代やパソコンプリンターのインク代も含まれます。新潟大学は教員に研究費を出さない大学になっているのです。
 教員数も激減しその影響も顕在化しています。今年度後期の教養演習で教えた法学部生は、英語以外の外国語を知りませんでした。教養部廃止以前の新大生には考えられなかったことです。国際化時代なのに外国語もろくに教えていない新大。国際化どころか田舎化しているのです。こんな状況下で大学を去るのは残念だと言わざるを得ません。

              *

 これに対して、1月11日に同窓会事務局から以下のメールが届き、同日中に私の返信、そして事務局からの再度のメールという具合にやりとりがあった。以下に連続して掲げる。

以下略


この人よく大船駅前で見ますね。

やや日刊カルト新聞: 「答える必要がない」「質問はお断り」統一教会(家庭連合)イベントで来賓挨拶した自民党国会議員が取材拒否



山本朋広衆議院議員さん

統一教会との関係性は?


昭和58年 研究不正 人工心臓

田口一美 元広島大 人工心臓の世界記録等の捏造、辞職! - 世界変動展望


こんな事件があったんですね。

備忘録として。



リニア建設予定地を訪ねる〜静岡工区編〜

喪失徘徊録 | ●2016年5月某日/リニア建設予定地を訪ねる〜静岡工区編〜


「長野、静岡、山梨、三県にまたがる赤石山脈(南アルプス)。
日本第二の高峰、北岳を有する山脈とはいえ華やかな北アルプスと比べいささか地味な存在だ。
登山客で賑わっていた富士山や三位の穂高岳に比べ、閑散としていた北岳山頂が印象に残っている。
そんなマニアックな登山者を惹き付ける南アルプスに降って湧いたリニア中央新幹線計画。
Cルートに決定したリニアは南アルプス直下を貫通するトンネルによって駆け抜けていく。
いつものように建設予定地を訪れようと思ったものの深い山中に存在する
静岡工区現場へ繋がる唯一のアクセス路、林道東俣線は一般車両通行止め。
往復50kmを越える山道をどのように走破していくか。
二軒小屋小屋経由で静岡県最深部の西俣非常口を目指した今回は
過去8回のリニア予定地訪問の中で最も過酷な探索となった。」


沢山の画像と共に大自然破壊の未来を想像する虚しさ。

広告代理店と原発(核)ムラの関係

新エネ促進事業をアサツーディ・ケイが5700万円で落札、新エネ広報事業を博報堂が合計約16億円で落札 - ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造


オリンピックムラと電通の関係を大手メディアは報じていませんが、英国ガーデアンや独立系のメディアが報じていますね。

そして原発ムラと広告代理店

原発誘致の対策も行う電通に関しては古くは田原総一朗さんが取材報告して、テレビ東京を退職したことは有名。

そして福島原発震災後の広告代理店と国からの委託などの業務などに関してこのブログに書かれています。1次情報もしっかりしています。







リニア予定地 飯田市

喪失徘徊録 | ●2016年3月某日/リニア建設予定地を訪ねる〜長野県飯田市/長野県駅予定地編〜


これまで

[リニア予定地長野県大鹿村編]
[リニア予定地愛知県名古屋市編]
[リニア建設予定地:岐阜県中津川編]
[リニア建設予定地:岐阜県中津川編2回目]
[リニア建設予定地:山梨県早川町/山梨駅編]
を書かれている方のブログ

自然も景観もズタズタになることが良く分かります。

熊本で大きな地震があり新幹線は脱線し、震源地付近では多くの方が亡くなられた。

大深度地下、南アルプス地下トンネル 自然を管理支配しようとする人間は必ず自然から
痛い目に遇う、それが歴史だということを知っておいた方が良いと思う。


笑った

わたしたち市民は、これからの選挙で、あなた方のような人たちを政治の世界から抹消します! - ウィンザー通信


ズルする人
嘘つく人
金に汚い人

おいらの3大嫌い対象



ブログより
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リニア中央新幹線活用基本構想・戦略」 (岐阜・長野・山梨県)

「リニア中央新幹線活用基本構想・戦略」 (岐阜・長野・山梨県) (2015年3月) -      「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>


リンクよりpdfが入手できます。
どうしても作りたい土木ムラとその周辺のムラ人ですね。リニアで街つくり?
妄想であることに気が付かないのでしょうね。
リニア新幹線が必要じゃなくて、工事が欲しいですよね。

以下ブログより転載

 2015年3月に、岐阜県、長野県、山梨県が、示し合わせたようにリニア活用の「戦略・構想」を発表しています。
「岐阜県リニア新幹線活用戦略」 42頁

「長野県リニア活用基本構想」 62頁

「山梨県リニア活用基本構想(本編)」 45頁

「山梨県リニア活用基本構想(資料編)」  63頁

 サイトで見つけました。「土地総合研究所 2015年冬号」 「リニア中央新幹線とまちづくり」 「中間駅における取組を中心に」 「小林敏樹氏の研究ノート」です。
 「リニア中央新幹線とまちづくり」

◆ 「中央新幹線沿線学者会議」のメンバーを中心に「リニア中央新幹線期成同盟会等」に係り、この「構想・戦略」の基となる基本的な考え方を教授していると思われます。
                            以  上




新聞記事とEM菌 2015年まとめ

新聞記事とEM菌 2015年まとめ - warbler’s diary


片瀬さんのブログよりリンク参照

EM関連の新聞記事や子供を使ったEMに関しての報道などは減ってきているようです。

どうぞニセ科学に親が騙されないように。

子供には科学とは何かしっかり学んで欲しいですね。





リニア建設予定地 ブログ

専門家の方だろうか 詳しく書かれています。
山梨県早川町

大鹿村

中津川

中津川 2

名古屋

リニアで南アルプスには行かないよ、と言おう♪キャンペーン

05 | 11月 | 2015 | 右馬允からのお知らせ


ブログより

「リニア新幹線を考える登山者の会」より、
このほどワッペンが発売されます。(限定500個)

【ワッペン 1個500円】<イラスト:青木 連(大鹿村)>
11月14日の集会で販売予定となります。

直径5cmの円形のビニールワッペンです。
チェーンが付いていて、ザックやカバンの紐、ジッパーの引き手などに取り付けられます。
※売り上げの余剰金は「リニア新幹線を考える登山者の会」の活動資金に当てられます。

ワッペンのほか、もれなく「南アルプス」招待券と「夢のリニア超特急」乗車券を同封しています。



151105リニアワッペンチラシ1

「世界で最も美しい村連合会」世界大会総会とリニア沿線の関係

「世界で最も美しい村連合会」世界大会総会とリニア沿線の関係 - ICT甲府


ICT甲府さんのブログをリンク

美しい村を壊すリニアなんですね。

まあ、故郷山梨の早川なんかは反対運動すら無い様ですが。
増田レポートの消滅地域にまっしぐらとしか思えないです。


こんな事をしていると本当に外国人観光客も来なくなると思います。



人口減少と地方そして都市の今後

日本の過疎地


以前もご紹介したブログです。

小学校や中学校が廃校になる。

そして朽ちていく。

そんな写真が溢れている。

そこに子供笑い声はもちろん無い。

北海道がメインの過疎の記録。

都市近郊部の場合は、どうだろうか?

ニュータウンと言われた団地郡や一戸建て住宅地、

やがて、オールドタウンへ

そして

ゴーストタウンになると。 by 三浦展さん



宮沢賢治記念館 花巻

宮沢賢治記念館トップページ | 花巻市



岩手県立美術館では特別展示「私が友 保阪嘉内 ―宮澤賢治全書簡」が6月28日まで開催されています。


こちらもどうぞ。
宮沢賢治と「アザリア」の友たち宮沢賢治と、小菅健吉・河本義行・・・そして保阪嘉内について。


清里フィールドバレエ」記念ウイスキー2015?

萌木の村 村民かわら版 | マンスリー上次さん 6月号

去年のおやじのぼやき

村長さんのブログです。

私は今、ウイスキーとのコラボレーションだけにとどまらず、「清里フィールドバレエ」を中心に、ここ清里を世界で一番素敵な場所にしたいと思っています。実は清里はその条件は整っています。八ヶ岳、南アルプス、秩父の山々、そして富士山と四方を美しい山々に囲まれ、その景観の素晴らしさはどこにも比較するものがないと心から感じています。
清里に住んでいる私達にはこのすばらしい環境が日常風景の当たり前のものなってしまっていて、宝物である事を自覚していないのではないかと思います。その事をしっかりと自覚し遠景の美しさをさらに美しくするために、近景の景観をしっかりと整備してくことが大切になります。さらに、この地に住む人達が誇りを持って未来に向かい、こつこつと自分磨きを行い、町づくりをしていく事が大事であるとも思っています。私はこの地に住む人達が人間として志を高く持つ事が出来た時に、この地はすばらしいまちになると確信しています。今、私のやっている「清里フィールドバレエ」やポール・スミザーさんと行っている「萌木の村ナチュラル・ガーデン」づくり、若い従業員達の夢の実現に向けたサポートは、まさにその第一歩です。

今、私は朝の目覚めが楽しくて仕方ありません。「清里フィールドバレエ」の25周年を記念してサントリーの名誉チーフブレンダーである輿水精一さんのブレンドウイスキーを昨年、300本限定でつくりました。そのウイスキーが「ウイスキーワールド」というウイスキーの専門書において、この10年のウイスキーを振り返る特集の中で、日本のブレンドウイスキー部門で最高の評価を得ることになりました。また、この10年間に日本で発売されたスコッチ、バーボン、ジャパニーズウイスキー等の中で、日本のウイスキーとして唯一「清里フィールドバレエ25周年記念ウイスキー」が10本の中に選ばれました。このウイスキーはブレンダーの輿水精一さんが「清里フィールドバレエ」を鑑賞してくださり、そのイメージをウイスキーの味を通して表現した、幻のウイスキーなのです。今や
インターネットの時代、皆様もインターネットで「清里フィールドバレエ25周年ウイスキー」と検索してみてください。今、この業界では大きな話題の1つになっています。このウイスキーには以下のような説明文があります。

毎年7月から8月にかけて、約2週間の日程で八ヶ岳南麓清里高原、萌木の村、特設野外劇場で開催される清里フィールドバレエは、日本で唯一、連続上演されている野外バレエ公演として今年で25年を迎えます。
劇場では見ることのできない、また感じることのできない野外バレエならではの芸術。自然と共存し、風になびく衣装の美しさに感動し、月に照らされる舞台に自然の恵みを思い、その瞬間を刻む時に、喜びを感じる。この感動を一人でも多くの方に体験していただきたい、日本にも野外バレエを定着させたいという思いが、清里フィールドバレエに結実しました。
このオリジナルウイスキーは「清里フィールドバレエ」25回目の公演を記念して生まれました。ボトルに浮かび上がるのは、月明かりに照らされた華麗な踊り。フィールドバレエならではの優美さ、繊細さをイメージしました。
山梨県北杜市の白州蒸留所モルト原酒を厳選。清里フィールドバレエ誕生の年、1990年に蒸留したモルト原酒を主体に、多彩な個性のモルト原酒をブレンドしたピュアモルトウイスキーです。山梨県の豊かな森で育まれた白州蒸留所モルト原酒の透明感ある華やかな香り、長期熟成由来のまろやかさが、軽快なスモーキーフレーバーでいっそう引き立ちます。25年の年月をゆっくり感じながら、長く続く心地よい余韻をお愉しみください。

今年も「清里フィールドバレエ」記念ウイスキーの製作を企画しています。今後の展開をぜひ楽しみにしていてください。

ここまで

山あじさいの隠れ里2を目指して(笑) おやじの花園計画

山あじさいの隠れ里 ( 神奈川県 ) - 蝋燭問屋の離れから - Yahoo!ブログ


こんな立派な門構えもなく、無神経にヤマアジサイを植えまくっております。汗

やっと今年は路地植えも沢山咲いてきました。


来年には一般公開しようかな(笑)

古家が崩れて落ちている可能性は大であるが。

国破れてヤマアジサイありも良いかな。





5月28日現在の路地植えヤマアジサイ等
アジサイ2アジサイ

でいごの花 島唄

THE BOOMの名曲『島唄』の歌詞の持つ本当の意味に涙が止まらない・・・


先日、デイゴの花を石垣で見ました。

フライフィッシャーでもある宮沢さん、そして甲府市出身。

僕達は犠牲のシステムとしての沖縄をいつまで続けるのだろうか?
 犠牲のシステムとは
「犠牲のシステムでは、或る者(たち)の利益が、他のもの(たち)の生活(生命、健康、日常、財産、尊厳、希望等々)を犠牲にして生み出され、維持される。犠牲にする者の利益は、犠牲にされるものの犠牲なしには生み出されないし、維持されない。この犠牲は、通常、隠されているか、共同体(国家、国民、社会、企業等々)にとっての「尊い犠牲」として美化され、正当化されている」


一部引用
(宮沢和史の旅する音楽:その1)たった一人のために

「島唄(しまうた)」は、本当はたった一人のおばあさんに聴いてもらいたくて作った歌だ。

91年冬、沖縄音楽にのめり込んでいたぼくは、沖縄の「ひめゆり平和祈念資料館」を初めて訪れた。そこで「ひめゆり学徒隊」の生き残りのおばあさんに出会い、本土決戦を引き延ばすための「捨て石」とされた激しい沖縄地上戦で大勢の住民が犠牲になったことを知った。

捕虜になることを恐れた肉親同士が互いに殺し合う。極限状況の話を聞くうちにぼくは、そんな事実も知らずに生きてきた無知な自分に怒りさえ覚えた。

資料館は自分があたかもガマ(自然洞窟<どうくつ>)の中にいるような造りになっている。このような場所で集団自決した人々のことを思うと涙が止まらなかった。

だが、その資料館から一歩外に出ると、ウージ(さとうきび)が静かに風に揺れている。この対比を曲にしておばあさんに聴いてもらいたいと思った。

歌詞の中に、ガマの中で自決した2人を歌った部分がある。「ウージの森で あなたと出会い ウージの下で 千代にさよなら」という下りだ。「島唄」はレとラがない沖縄音階で作ったが、この部分は本土で使われている音階に戻した。2人は本土の犠牲になったのだから。

(みやざわ・かずふみ。66年生まれ。歌手)

2005年8月22日 朝日新聞(朝刊)



備忘録 ニセ科学 EM

EM菌:微生物資材投入イベントの河川水質への影響(名桜大学紀要論文)2014年3月 - Zutto_3のブログ - Yahoo!ブログ


これまで知らなかったブログですが、沢山の情報が書かれています。



上手いな〜!

工場長から ( 選挙 ) - 支離滅裂ですが、何か? - Yahoo!ブログ


ドリル優子!

リンクより見て!

記事タイトル新聞報道とEM菌(3)-2007年〜2014年のまとめ

新聞報道とEM菌(3)-2007年〜2014年のまとめ- - warblerの日記

ジャーナリストの片瀬さんのブログ

以下ブログより
「※全般に新聞に掲載されるEM関連記事は減少を続けています。
EM提唱者の主張やEMの使用方法に関する批判が続けられており、新聞社が記事にするのに慎重になってきている可能性があります。メディアに登場する回数が減ったことで、EM推進団体の宣伝力が落ちてきているのではないかと思われます。
(ただし、記事にされないだけでEMが従来通りに使用されている事は考えられます)

参考までに、福島FMの「うつくしまEMパラダイス」というEM宣伝番組が2012年7月から放送開始されましたが、今年1月で終了しています。
「東日本大震災後のEM関係団体の広まり」で解説しましたが、
http://d.hatena.ne.jp/warbler/20130326/1364305538
特に原発事故後に福島県で放射能汚染対策にEMを利用する団体が増えていました。
このラジオ番組は、福島では十分にEMが広まったので宣伝の役割を終えたのでしょうか。」


現在下記のニセ科学関連の雑誌も販売されております。第二弾です。







第1弾はこちら。

科学者と政府のよくない関係

科学者と政府のよくない関係 ≪ 島薗進・宗教学とその周辺


島薗先生のブログより
転載

科学者と政府のよくない関係

『科学』(岩波書店)2014年2月号

「御用学者」「原子力村」
 原子力や放射線健康影響を専門とする科学者を中心に、多くの科学者が危険は小さい、被害の可能性を過大評価してはいけないとの立場にそった発言や情報提示を行ってきた。公衆が知りたいはずの重要な情報が公開されなかったり、隠されたりしていると疑われることも少なくなかった。放射性物質を帯びた気流が地域に及ぶことを予測する情報が適切に伝えられなかったことについて、あるいは汚染水処理対策がひどく遅れたことについても科学者に責任があるとの見方がある。 これは安全のための措置を注意深く準備し、万全の対策とるという立場と対立する。

 リスクの評価に際しては、過大評価することが大きなデメリットをもたらすので、そうならないような「リスクコミュニケーション」が必要だという。そしてそれは、安全のためのコストを縮減することに通じるから、原発推進に資するものと考えられた。そのことが公言されることもあり、そうでなくてもそう受け止められるような組織的行動が多々なされてきた。そこで、「御用学者」とか「原子力村」という用語が用いられるようになった。
 原子力工学や放射線健康影響政府側に立つ科学者たちは、原子力発電を推進するための政治・経済的組織と密接な関係をもっていると見なされている。たとえば、大学の原子力工学の講座のスタッフと関連業界や政府組織との人事交流は密接だった。また、放射線健康影響研究の分野では、電力会社の出資によって運営されている電力中央研究所が、低線量被曝の健康被害は小さいということを示す研究で大きな役割を果たしてきた(拙著『つくられた放射線「安全」論』河出書房新社、2013年)。このように政治的に対立が生じている領域で、多大な利益関与をもち大きな影響力を行使することができる機関が大きな影響力を及ぼしているのではないかと疑われる事態が生じた。
開かれた討議の欠如 
 政府と科学者との関係のあり方が適切であるかどうかも問われることとなった。原子力開発や放射線健康影響に関わる分野の政府の審議においては、異なる立場の科学者や分野が異なる科学者(社会科学者や人文学者も含めて)がメンバーとなり、審議に加わることが積極的に行われていいただろうか。また、審議の内容が公衆に見え開かれた討議と公論の形成に資するようなものになっていただろうか。大いに疑いをもたれている。議事録が欠如していたり、委ねられた審議をほとんどせずに意思表明を行うというような例も見られた 。
 また、異なる科学的見解があるにもかかわらず、対立する意見の一方が排除されているのではないかと疑われもした。たとえば、一方の立場の科学者の能力や業績が正当に評価され、同じ場で討議をすることができないでいるのではないかと疑われることがあった。異なる立場の科学者の間で討議が行われることが求められるのは科学において当然のことだが、それが行われない状態が続いていると疑われた。原子力工学においても、放射線健康影響の分野でもそのような事態が生じた。
 科学は異なる知見が争い合うことによって発展してきたのであり、異なる知見の公表と自由な討議は大いに歓迎されるべきものだ。統一的な知見を提示できない場合、公共的な討議を経てどのような知見をどの程度、政策に反映するかは政治的な判断に委ねられることもあるだろ。だが、その前提は一方の立場が排除されるようなことがなく、公開の場で異なる立場の間の討議が行われ、公衆が理解し判断するための素材が十分に得られる必要があるだろう。しかし、2011年3月以降の状況はそのようになっていない。むしろそれを否定するような知見も政府周辺から示されている 。こうした開かれた討議の欠如は科学の信頼喪失の大きな要因となった。
国際的な構造体と一体の科学領域
 このような科学のあり方は、日本だけに特徴的なものではない。国連科学委員会(UNSCEAR)、国際放射線防護協会(ICRP)、国際原子力機関(IAEA)といった機関が背後にあり、日本の科学者・専門家はこれらの機関に出入りする世界各国の原子力関係の科学者・専門家と密接に連携して行動している。そしてその背後には、アメリカ、フランス、イギリス、ロシアなどの核大国が控えている。もちろん各国の代表の中にはさまざまな立場の人がいる。しかし、核大国の影響下にある主流は、原子力推進に都合がよい「科学的情報」を提示することに熱心なのである。
 そして科学者の国際組織も、原子力、とりわけ放射線健康影響分野では、国際原子力ロビーの影響下にあり、国連科学委員会というような政治的な学術組織をもって、できる限りの科学の政治的統制、方向付けを行おうとしている。科学の国際的統御体制ともいうべきものがあるのだ。日本政府は1956年に科学技術庁を設立し、1957年に放射性医学総合研究所(放医研)を置いて放射線健康影響分野を統御する体制を基礎づけて以来、この国際的統御体制に積極的に加担しようとしてきた。だが、日本のこの分野の科学者が当初からそれに積極的だったわけではない。
 これは放医研の第2代所長である塚本憲甫の伝記を読めばすぐに分かる(塚本哲也『ガンと戦った昭和史――塚本憲甫と医師たち』上・下。文藝春秋社、1986年、文春文庫版、1995年)。塚本は放医研所長として何度も国連科学委員会の会議に参加するが、当初からその政治性に辟易している。そして、核大国の科学者たちがその国家意思を強く主張する中で、何とか被爆国日本の主張を示そうと努めた。1980年代以降ともなれば、放医研所長の見識がだいぶ異なるものになるだろう。チェルノブイリ事故以後は原発推進国の中核国の1つとして、国連科学委員会でも大きな役割を委ねられるようになってくる。
現代世界の闇を明るみに出す福島原発災害
 国連科学委員会のような組織は、学術組織として特異なものである。政府によって指名された国家代表として科学的問題について論じあう。そしてそれが世界の権威ある標準的科学説として認められることになる。これはあらゆる人々に開かれている自由な知的探求としての科学とは異なるものだ。現代科学には政治的意志に従属するある領域が隠し込まれてきたのだ。これは現代世界の闇を映し出す事柄の1つと言ってよいだろう。
 福島原発災害は放射線の健康影響問題を通して、こうした現代世界の闇を露わにしようとしている。チェルノブイリ事故後にもそういう可能性はあった。しかし、チェルノブイリ事故の当事国は旧ソ連統治下にあり、そこで統制された科学が力をふるうことはさほど不思議なこととは思われなかっただろう。しかし、日本の場合はそうではない。自由主義陣営に属し、長期にわたって民主主義を維持し、世界に名だたる経済大国である。その日本でチェルノブイリ当事国にもまさるとも劣らぬ統制された科学者・専門家が力をふるい、そのために著しく信頼を失ったのだ。
 アメリカ合衆国がその先頭になって作り上げられてきた現在の世界の自由主義国家体制には多くの闇が隠されている。科学も哲学もその闇を担う当事者としての側面をもっている。そのことに十分に自覚的でありつつ、現代世界の科学・学術のあり方を明らかにしていく必要がある。それは現代の科学哲学、公共哲学、また倫理学の重い課題の1つではないだろうか。

アーサーさんのwebが更新されていますです。

プロフィールと講演


12月27日は凄いですね。好きな福島菊次郎さんが喋って、アーサーさんも話をする。

『殺すな!殺されるな!』 福島菊次郎講演会「93歳のラストメッセージ」 〜 ゲスト: アーサービナード(講演)
東京都多摩市 パルテノン多摩大ホール(開場12:00、開演13:00)

◎入場料:1,000円 (当日のみ、先着順)
◎写真展「福島菊次郎全写真展」も開催。パルテノン多摩市民ギャラ
リーと特別展示室にて無料。12/22(月)〜27(土) 10:00〜20:00(最終
日は18:00まで)。

【連絡先】 TEL: 090-2745-5036 (加藤)
     E-mail: kikujiro.tama@gmail.com



写らなかった戦後 ヒロシマの嘘
福島 菊次郎
現代人文社
2003-07

証言と遺言
福島菊次郎
デイズジャパン
2013-03

ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳 [DVD]
福島菊次郎
トランスフォーマー
2013-06-07

「ニセ科学と科学教育を考える会」第1回講演会

12/23 「ニセ科学と科学教育を考える会」第1回講演会14時〜お茶の水 - samakitaの今日もガハハ 左巻健男/SAMA企画


行きたいな。

以下ブログより


「ニセ科学と科学教育を考える会」第1回講演会のお知らせ

 「ニセ科学と科学教育を考える会」は,いわゆる超常現象・ニセ科学・非合理な事象をテーマとして、それらを科学的・合理的・批判的に考える立場から,科学教育という切り口で情報交換や活動を行う会です。高校および大学の教員を中心に,テーマの問題に関心を持っている学生や一般市民が参加し,メーリングリストによる情報交換と講演会(例会を含む)を行っていきます。

 このたび,第1回講演会および例会を,下記のように開きます。どなたでもご参加できます。多くの方のお越しをお待ちします。

■日時:2014 年12 月23 日(火) 14:00 〜 16:00

■場所:日本大学理工学部駿河台校舎9号館921教室

アクセス:http://www.cst.nihon-u.ac.jp/information/surugadai.html

JR「御茶ノ水」駅および東京メトロ「新御茶ノ水」駅より徒歩3分

※ 警備受付では「教育関係の講演会に来た」と申し出てください。

■参加費:無料

■講演プログラム

14:00-14:30 「『ニセ科学と科学教育を考える会』誕生まで」

西尾信一(埼玉県立本庄高校)

14:30-15:00 「超常現象・ニセ科学を教育現場でどう扱うか」

鈴木健夫(多摩大学附属聖ヶ丘中高,月刊誌『理科教室』編集代表)

15:00-16:00 「学校と善意の人に忍び込むニセ科学〜 EM 菌を例にして」

左巻健男(法政大学,季刊誌『理科の探検RikaTan』編集長)

★講演の後は,情報や意見を交換する「例会」をその場で行います。

 また,終了後には,有志による懇親会も近場で行う予定です。


原発広告が果たした洗脳 メディア 全国紙 地方紙

本間 龍のブログ


下記書籍の著者である本間さんのブログ

本に掲載されている資料が大きな画面で見る事が出来ます。

いかにメディアが記事や広告、PRという文脈で安全神話、原発必要神話を作り上げてきたか。
そして原発立地へ導いていったかが良くわかります。




原発広告
本間 龍
亜紀書房
2013-09-25


鳥獣ニュース が興味深い(おもしろい)

鳥獣ニュース



最近知ったのですが、、、、
こんな内容が結構濃く集められています。

鳥獣ニュース(2014年11月 6日)
税収17億「狩猟税」廃止検討、環境省の狙いは
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20141105-OYT1T50149.html
環境省:狩猟税廃止を要望へ 作物被害でハンター増狙う
http://mainichi.jp/feature/news/20141105k0000e040251000c.html

野生のクマの速すぎる全力疾走がネット上で話題
http://news.aol.jp/2014/11/04/grizzlybear/

アメリカ 人家近くでクマが激しいケンカ
http://douga.narinari.com/2014/11/3450/

今、鹿肉がアツイ! 鉄分豊富なおいしい健康食
http://dot.asahi.com/life/lifestyle/2014110500091.html


白神山地 シカ食害危機か
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20141105-OYTNT50222.html

北海道)ヒグマの餌やり禁止 1月から、違反者公表も
http://www.asahi.com/articles/ASGC554F2GC5IIPE01C.html

埼玉 イノシシの目撃情報相次ぐ 県「近づかず、冷静な行動を」
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/11/05/07.html

長野のジビエ 召し上がれ 銀座で農業高生 シカ肉コース
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014110502000226.html

長野)北アルプス・上高地でニホンジカ確認 森林管理署
http://www.asahi.com/articles/ASGC55SJCGC5UOOB00T.html

長野 鹿の掘り跡?複数の穴 茅野市の県道沿い
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=32705

広島 農作物の獣害阻止へ超音波装置
http://www.47news.jp/topics/newproduct/2014/11/post_7457.php

安易に優越感に浸るニッポンジンかな

「中国嫌い」になるワケを身をもって知る:日経ビジネスオンライン


非常に良い記事だと思います。

文化や歴史の違い、そしてシステムという文脈。
僕も20代でアジア、アフリカでフィールドワークに近い研究をした時に感じた。
ちょっとした優越感?でもそれはほんのわずかな「時差」だとその後気がついた。
同じ時間や文化の定規で測る事の無意味さを。どこの国にも素晴らしい人間が居て楽しさはシェア出来る。そこに貨幣という麻薬に近い物質が急激に導入されて変な「時差」に姿を変える。

そんな事を感じた記事でした。
どうぞご一読。


論文不正はなぜ起きるのか、なぜ防げないのか

STAP論文の不正をなぜ防げなかったのか - 世界変動展望


個人的には単純に科学者の社会的責任の欠如(モラルとか道徳とか、一般常識とか)
嘘はダメ、ズルはダメっていう基本的な事じゃないのかな。

京大の小出先生が良く書いているけど、ムラに入ってしまうと、喰う為にって理由が科学者の責任を放棄させるのでしょうかね。

原子力(核)ムラ、土木ムラ(原子力学会同様、学会幹部はアカデミック、業界、官庁で仕切っている)、そしてリニアムラ等々。

科学者としてのノブレスオブリージュなんて忘れているのでしょう。

備忘録 リニア JR東海の経営

中央リニア JR東海に突っ張らせて良いのだろうか?: ある経営コンサルタント


どうしてここまで無謀な建設を強行するのか?
いまだに謎


山梨には野鳥や野生動物の専門家が居ないのだろうか??

リニア、山小屋はなぜ声を上げないのか? - 記事の裏だって伝えたい


樫田さんのブログ。是非リンクよりお読みください。
無関心が結局自分達の楽しみや生きがいまで失わせると言う事です。


読んで思った。
早川町から25kmにおよび山岳トンネルが予定されているのに、猛禽類や野生動物に係る人達からは何かアクションがあるのでしょうか?
山梨県の出来レース的環境評価審議会には何人か専門家と称する方のお名前も見えておりましたが、今はどうされているのでしょうか?

銭のためにはご自身の専門分野でも、見ざる、言わざる、聞かざるの猿になられるのでしょうか?

職を失うリスクにさらされ沈黙を強いられる(自分で強いる?)科学者たちは、自分達に不都合な事実をますます市民の目の届かない所に置き去り、自分は何もしないのだろう。

原発問題の本質と全く同じだと思うよ。原子力ムラのムラ人になる事で魂を売り払い、科学者としての社会的責任を放棄した学者や専門家と称する人々。

リニアもまったく同じ構図なのだろうね。
南アルプスの自然が破壊されようと、野鳥や野生動物に危害が及ぼうが、専門家と称して知らん顔。






山梨県の審議会や議事録はこちらから。

国鉄技術者幹部も疑問視していたリニア

JRでタブー視されるリニア新幹線への慎重論 封印された「新幹線の父」の見解 - ライブドアニュース


自分が読んでない本ばかりですが、鉄道関係者や都市交通の専門家の中にもリニア開発を疑問視していた人々が居た。

新幹線開業とリニアを同一視するむきもあるが、経済成長率、人口増加率等を考えれば、いかにリニア開発がペイしないかが分かる。もちろん、南アルプスはじめ多くの自然を壊すのは目に見えている。



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