地方紙が見せた調査報道の矜持、記者が語る静岡新聞「サクラエビ異変」の裏側 【川から考える日本】東京に搾取された富士川とサクラエビの関係(1/5) | JBpress (ジェイビープレス)





山梨で起こっていた悪事(犯罪)を静岡新聞がしっかり調査報道して公になった案件。
静岡からの報道がなければ、山梨の報道機関、行政、企業はしらばっくれて隠し通したであろう。
こんな事が過去から延々と続いている山梨県なのである。

だって、関連企業の社長が山梨県の元治水課長という漫画の様な背景(笑)

以下記事より

「取材班が山梨県に開示請求して分かった総量から計算すれば、既に大量の汚泥が川に流出しているはずでした。釣り師からは、富士川からアユがいなくなった原因ではないかとの情報も寄せられました。不法投棄の時期とサクラエビとアユの不漁が始まった時期は一致していたんです。中下流ではブヨブヨして弾力のある凝集剤入りと思われる汚泥が堆積していることも現場取材でわかりました。

 山梨県には汚泥は下流へ流出しているはずだと1年ぐらい言い続けましたが、ブヨブヨの汚泥は堆積したまま。それどころか『静岡新聞が実験をやって凝集剤成分が出たら動きます』と言い放つ始末でした。

 そこで、東京海洋大学のある研究室が4つの方法で凝集剤の分析実験を試み、私たちはその分析で明らかになったことを報じていきました。

 すると、山梨県が業者に報告を求め、2009年から2019年の10年で、凝集剤入り汚泥の85.5%、計3万640m3が川に流出したという話になった。アクリルアミド系の凝集剤10.8トン、魚毒性の高いダドマック系5.2トンとアミン系が2.6トンも含まれていることが明らかになりました。

 しかし、それでも山梨県は、この汚染物質を流し続けた業者に対しては行政指導のみで刑事告発をしませんでした。業者のトップは過去に山梨県の治水課長を務めた人で、忖度が働いたのではないかと思わざるを得ませんでした。