図書館本

コロナ禍における治療薬としてのイベルメクチンに関する多方面から考察
大村先生のノーベル賞受賞の基礎となった薬品でもある。
個人的に同郷であるし、アフリカでのオンコセルカ症撲滅への多大な貢献を知っている者としても
イベルメクチンがコロナに効果があれば最大限に嬉しい。
またイベルメクチンはジェネリックがすでに存在し、値段も安価で、安全性も長年の経験から明らかではある。

しかしながら、賛否両論であり、査読された論文ですらまだ2021年末では効果が判定出来ない様に
思える内容になっている。
効果があるとする人々は医師主導型の臨床試験結果を元にしていて、実際に効果があると信じている。
またメタ解析では、いちぶ解析方法が誤っているのに修正されることなく論文発表のままであったりする例があるとの事。

2022年7月 本邦においてはコロナ第7波で一日の新規感染者が15万人を超えた。
コロナに対するワクチン、治療薬が、イベルメクチンが多数の命を救った様に多くの人々に
行きわたる事を祈念する。

製薬会社の興和の第三相試験の結果が待たれる。2022年1月にはオミクロン株への抗ウイルス効果確認とのプレスリリースを出している。 https://www.kowa.co.jp/news/2022/press220131.pdf