図書館本 良書

マリのバマコ(首都)出身のサコさんの京都在住記かな。

日本に30年という事ですが、京都の事を京都人より知っている感じ。
京都の掟的な暗黙の了解や、外部の人は決してわからないルールの数々。

建築(住宅)の専門家として京都を俯瞰してもいて非常に面白い。

「おこしやす」と「おいでやす」の違いも私は当然知りませんでした。

よそのお宅を訪問するときは白い靴下を履く事を、ロータリークラブに入会してから
教わったそうです。

京都で言う「戦前」は応仁の乱の前の事と以前聞いた事があったけど、本書でも
京都の奥深さを感じました。

アフリカ人学長、京都修行中
ウスビ・サコ
文藝春秋
2021-02-15