買わざるを得ない一冊ですね。良書です。

カラー画像をふんだんに使った焚き火本。
筆者の「アウトドアテクニック図鑑」は持っていて、野遊びへの造詣の深さは存じておりました。
本書は焚き火に特化してはいるが、筆者の自然への奥深い愛情と体験に基づく情報量の多さを感じる一冊となっている。
そして何よりも、永く焚き火という行為、文化が続いていくためにという事を考えて本書を綴っていることが良いと感じる。

知らなかったでは済まされない焚き火での山火事や事故が焚き火ブーム(コロナ禍での影響もあり)で起こっている今こそ、
多くの焚き火ファン、これから焚き火で遊びたい方に手に取って見て読んで欲しいです。

最後の方に作品の中の焚き火というページがあります。
映画と本を紹介されています。ここにも筆者の造詣の深さを感じます。
スタン・バイ・ミーであったり山尾三省さんであったりと。

もう一点加えさせてください。

薪を焚く; 2019 晶文社
Lars Mytting (原著), ラーシュ ミッティング (著), 朝田 千惠 (翻訳)
素晴らしいですよ。

焚き火の作法
寒川一
学研プラス
2021-09-28

薪を焚く
ミッティング,ラーシュ
晶文社
2019-11-12