オリジナルは2012年出版だそうです、その新版。良書です。

前著の「土中環境」が素晴らしかったので興味があり購入。

雑木(ぞうき、ざつぼくではない)というその土地に馴染んだ植生の木々や草花
ある意味、里山が自宅の庭にある感じですね。

沢山の写真を見ているとこんな庭のある家に住みたいと誰もが思うと感じます。
土地の広さの制限もあるし、なかなか大きな庭を作る事は出来ないかもしれませんが
小さなスペースでも里山を再現できる事を著者は長い造園経験から示しています。
もちろん植栽しっぱなしではダメで、手入れが必要です。

著者は土、土地の中の生き物、草木と会話が出来るのでしょう。
だからこそ、自然に生かされる(共生なんて言いません)ヒトという立場で常に
自然からの恵みを受け取っているのでしょう。

新版 これからの雑木の庭
高田 宏臣
主婦の友社
2021-06-01