図書館本 良書

犬と鬼、美しき日本の残像、ニッポン景観論などの名著を綴っているアレックス氏。
非常に説得力のある日本の観光の恥部とでもいう問題点を指摘しています。
オーバーツーリズム、モラル、景観などに関する指摘はこれからの日本のツーリズムの
進展に役に立つのだと思う。

出版された時にはもちろん現在のコロナ禍(2020-2021年1月現在)もなく、インバウンド客が
3千万人を超えていたかと思います。
それが現在では限りなくゼロに近い現実。

メモとして
公共工事という観光公害、工事がが壊す景観、それを景観保護に換える試みも始まっている。
便利なアクセスが本当に観光の利益?
ユネスコサイド=世界遺産登録で壊す地域
体験プログラム等の導入による活性化

観光亡国論 (中公新書ラクレ)
清野 由美
中央公論新社
2019-03-07