山梨・早川町長選また無風 現職辻氏、最多11選 雨畑ダム問題、発言わずか|静岡新聞アットエス
補助金なければ存在しない町
リニアトンネル工事での残土問題、環境破壊、雨畑ダムの違法の投棄などなど
こんな地方自治体ばかりになって日本は消滅するのでしょうね。
そして誰も責任を取らない。
以下記事
山梨県早川町の町長選が20日告示され、全国現職首長で最多を更新する11期目を目指した辻一幸氏(80)のほかに立候補はなく、同氏が無投票当選を果たした。早川町には、駿河湾産サクラエビの記録的不漁を機に注目される日本軽金属「雨畑ダム」があり、ダム湖の堆砂と下流での汚泥の不法投棄など防災、環境両面の懸案を抱える。防災対策を政策の1番目に掲げた辻氏だったが、告示日、ダム問題にまつわる発言はわずかだった。
午前10時からの出発式には、支援者や山梨県内の首長、各議員ら約150人が集った。対抗馬の動きが一切ない事実上の当確状態。来賓の長崎幸太郎知事は雨畑ダムの堆砂問題に触れ「いま山梨県と早川町は強い協力関係にある。しゅんせつの問題に関して美しい山を取り戻すまで、町長と一緒に取り組んでいきたい」と述べた。
辻氏は決意表明で「たとえ町民が500人になっても、愛するふるさとであれば悪い町とは思わない」と持論を展開した。雨畑ダムに触れなかった。
近年水害に見舞われている雨畑ダム上流の本村集落での遊説で、辻氏は開口一番「早川の濁りはダムのせいではない」と力説。演説を聞いた男性は「住民はこの地域に住めるか住めないかの瀬戸際なのに、最初に口にする言葉か」と嘆いた。
一方で辻氏は、雨畑地区の防災対策を最優先すると強調した。本村集落の農業望月和子さん(89)は「頼もしかった。水害は怖い。辻さんに任せるしかない。他にいないのだから」と話した。
午後5時、11選が確定し、関係者は万歳三唱。辻氏は「早川町の将来に夢を抱きましょう、希望を持ちましょう」と呼び掛けた。
辻氏は1980年に初当選し、4選と9選以外は無投票当選。町の人口は1012人(10月1日時点)。