2020 個人的ベスト10には必ず入るだろうと思う書籍

庭田さん(2001-)は大学生、渡邊さん(1974-)庭田さんの指導教官でしょうか。


モノクロとビジュアル化された写真の違いは何を語るのか。
見る人それぞれに感想は異なるのでしょう。
特に場面が戦争に関連する状況では。

戦争の加害性、被害性、世界のほぼ全ての人は戦争を悲劇と感じると思います。(願います)
白黒写真では分からなかった事実がカラー化によって分かる事もあるといいます。
(本書にはありませんが、長崎の「焼き場に立つ少年」写真もカラー化で新しい発見がいくつか
あった報道されておりました)

戦争のリアルを知らない日本人が益々増える状況です。多くの方に是非とも見て感じて欲しい
書籍です。

ただ、本来の戦争の悲劇や痛みを示したモノクロ写真も多く存在し発表されています。
それをカラーして欲しくない方も多いかとは思います。
しかし、生と死、それをしっかり感じ、戦争の愚かさを未来に残すには、やはり目をそむけたくなる
様な場面もカラー化していくのが良いのではと個人的には感じます。