図書館本 良書 2020ベスト10に確実に入るだろうと思います。
沖縄にマラリアが有った事は知っておりました。
しかし、戦時中の強制移住により多数の住民がマラリアで無くなった事を知りませんでした。
自分の無知を恥じるばかりです。
著者のジャーナリストとしての真摯な態度が戦争、戦争マラリア体験者の証言収録や貴重な資料発掘にも繋がったのだと確信いたします。
著者は大学院時代(2010年)から戦争マラリアの取材を始め(波照間島)、その後三上智恵さんと共に映画「沖縄スパイ戦史」を作る事になる。
さらに現在の八重山地域での自衛隊基地問題にも言及している。
メモ
1945年島の人口の3分の1におよぶ552人がマラリアで死亡(西表島への強制以上、および帰還後)
強制移住は陸軍中野学校出身の山下虎雄(本名 酒井清)の命令(軍命)後のインタビューで。
波照間島の全家畜処分
八重山列島(石垣、竹富、小浜、与那国、黒、新城、西表、鳩間)当時の人口31万6千人の
53.8%がマラリア罹患、21.6%(3647人)が死亡 一家全滅62戸(201人)、孤児198人
このうち軍命による移住が原因で死亡した住民は3075人との事
米国退役軍人ロバート氏の証言 少年兵の存在、9歳少年への銃撃を吐露 日本軍の住民への軍事練習と兵士化
八重山へのスパイは山下(酒井清)を含めて4名
住民を守る事より住民が米軍の手にわたる事を恐れて移住・隔離・監視下に。
疑問:軍人だけは治療薬のキニーネを持っていたのだろうか?
沖縄にマラリアが有った事は知っておりました。
しかし、戦時中の強制移住により多数の住民がマラリアで無くなった事を知りませんでした。
自分の無知を恥じるばかりです。
著者のジャーナリストとしての真摯な態度が戦争、戦争マラリア体験者の証言収録や貴重な資料発掘にも繋がったのだと確信いたします。
著者は大学院時代(2010年)から戦争マラリアの取材を始め(波照間島)、その後三上智恵さんと共に映画「沖縄スパイ戦史」を作る事になる。
さらに現在の八重山地域での自衛隊基地問題にも言及している。
メモ
1945年島の人口の3分の1におよぶ552人がマラリアで死亡(西表島への強制以上、および帰還後)
強制移住は陸軍中野学校出身の山下虎雄(本名 酒井清)の命令(軍命)後のインタビューで。
波照間島の全家畜処分
八重山列島(石垣、竹富、小浜、与那国、黒、新城、西表、鳩間)当時の人口31万6千人の
53.8%がマラリア罹患、21.6%(3647人)が死亡 一家全滅62戸(201人)、孤児198人
このうち軍命による移住が原因で死亡した住民は3075人との事
米国退役軍人ロバート氏の証言 少年兵の存在、9歳少年への銃撃を吐露 日本軍の住民への軍事練習と兵士化
八重山へのスパイは山下(酒井清)を含めて4名
住民を守る事より住民が米軍の手にわたる事を恐れて移住・隔離・監視下に。
疑問:軍人だけは治療薬のキニーネを持っていたのだろうか?
http://jicl.jp/hitokoto/backnumber/20200525.html