図書館本 良書

ある意味、波乱万丈な人生な筆者。
だからこそ、自身の経験をもとにシッカリした調査と論考になっているのだろう。

今や物流無くして日本経済は成り立たないのは常識。
しかし、宅配便の再配達による時間や経済ロス。
トラック運転手への差別や偏見。
さらに業界としての労働環境と法整備の不備などなど。

一般読者が知らない事がいかに多いか痛感しました。
もちろん、一部には悪徳ドライバーも居るでしょう、でもそれは一般ドライバーで煽り運転する
輩がいるのと同じではないか。
時間に縛られ、法律に縛られ、3K,4Kと言われる環境の中で、働いている営業ドライバーの皆さん。

経済活動の血流が物流なのだと改めて分かった書でもある。

メモとして
2003年からスピードリミッターの装着義務 時速90Km
4時間走って30分休憩
運転時間 2日平均で一日あたり9時間以内 などなど
なぜ、ハンドルに足をあげて休むのか
過失無しでも逮捕される例
ジャストインタイム方式による運送
バラ積み、バラ降ろし(キツイ労働条件)
荷主は閻魔大王で消費者はわがままな神