図書館本 巻末に青木理氏との対談収録

拉致被害者家族連絡会の代表であった横田滋さんが2020年6月5日にお亡くなりになられた。
拉致された横田めぐみさんとの再会は果たすことができなかった。

私自身、拉致問題に詳しいわけでなく、どうしてここまで拗れてしまったのか疑問に思っていた。
小泉訪朝(2002年、2004年)で大きく解決すると多くの日本国民は思ったのではないだろうか。

その程度の認識だったの、本書をから得られた情報はある意味衝撃的でもあった。
政治家
外務省
家族会(筆者は家族から除名 元事務局長)
救う会 (右寄り?)
マスメディア
これらのある意味利害が複雑に絡み、未だに解決の糸口が見えなくなっている様に思う。

圧力なのか対話なのか、おそらくそんな単純な話ではないかとは思うが、拉致という犯罪と
日本の朝鮮半島における戦争責任とも相まって、現状の政権では何も解決出来ないという理解は
正しいのだと思う。

外交とは結果責任なのだから。