若林茂樹 訳
図書館本
ダンビサ・モヨ女史と言えば、Dead Aid, Winner Take All, How the West Was Lost 等で有名なザンビア出身の経済学者。特にDead Aidでは西側諸国のアフリカ援助がいかに非効率でムダが多いかを指摘して世界の援助業界をざわつかせました。そして当時から中国型の援助が今後のwin-winの関係としての援助になるとの示唆をしていました。
まさしく、アフリカが欲しいものを中国は持っている、そして中国が欲しいものをアフリカは持っている。
そんな流れの中で、本書では西欧型民主主義と経済成長の関係性を種々な統計や現在の中国の体制と経済成長と比較することで論じています。もちろん日本の過去の経済成長と現在の低迷する経済をも。
若干、翻訳が分かりにくいというか、疑問な箇所もある。またグローバリゼーションとグローバリズムを同一視しているフシもあるかな。
備忘録的メモ
経済成長は経済学だけから説明できるものではない。
アメリカにおける教育成果の格差 白人と黒人、ラテン系の学力ギャップ
フィンランド、スペイン、カナダ、オランダは市民にベーシック・インカムを給付している。(本当ですか???)
保護貿易、自由貿易、関税障壁問題
移民政策
資本市場と自由民主主義が繁栄の唯一の道と考えられていた
中国は経済(政治)制度を変えることなく、所得格差を縮小出来ることを示した
民主主義に不可欠なのは経済成長
世界で従業員が多い組織の上位10のうち、7が政府 米軍320万人、中国軍230万人、イギリス健康増進局170万人、中国石油天然気集団160万人、中国国家家電網150万人、インド鉄道140万人、ウヲルマート200万人(民間)
投資家や企業年金ファンド等の短期資金回収志向ー長期的戦略の欠如
ロビー活動(利益団体)と政治の関係性
選挙制度と民主主義 投票の義務化
メディアと選挙 SNSの台頭
日本のインフラ投資(公共投資)、計画に問題があり6.3兆ドルの歳出を行ったが、経済波及効果は無かった。
権力と富が政府から個人富裕層の手に移る時、国家は衰退する。
図書館本
ダンビサ・モヨ女史と言えば、Dead Aid, Winner Take All, How the West Was Lost 等で有名なザンビア出身の経済学者。特にDead Aidでは西側諸国のアフリカ援助がいかに非効率でムダが多いかを指摘して世界の援助業界をざわつかせました。そして当時から中国型の援助が今後のwin-winの関係としての援助になるとの示唆をしていました。
まさしく、アフリカが欲しいものを中国は持っている、そして中国が欲しいものをアフリカは持っている。
そんな流れの中で、本書では西欧型民主主義と経済成長の関係性を種々な統計や現在の中国の体制と経済成長と比較することで論じています。もちろん日本の過去の経済成長と現在の低迷する経済をも。
若干、翻訳が分かりにくいというか、疑問な箇所もある。またグローバリゼーションとグローバリズムを同一視しているフシもあるかな。
備忘録的メモ
経済成長は経済学だけから説明できるものではない。
アメリカにおける教育成果の格差 白人と黒人、ラテン系の学力ギャップ
フィンランド、スペイン、カナダ、オランダは市民にベーシック・インカムを給付している。(本当ですか???)
保護貿易、自由貿易、関税障壁問題
移民政策
資本市場と自由民主主義が繁栄の唯一の道と考えられていた
中国は経済(政治)制度を変えることなく、所得格差を縮小出来ることを示した
民主主義に不可欠なのは経済成長
世界で従業員が多い組織の上位10のうち、7が政府 米軍320万人、中国軍230万人、イギリス健康増進局170万人、中国石油天然気集団160万人、中国国家家電網150万人、インド鉄道140万人、ウヲルマート200万人(民間)
投資家や企業年金ファンド等の短期資金回収志向ー長期的戦略の欠如
ロビー活動(利益団体)と政治の関係性
選挙制度と民主主義 投票の義務化
メディアと選挙 SNSの台頭
日本のインフラ投資(公共投資)、計画に問題があり6.3兆ドルの歳出を行ったが、経済波及効果は無かった。
権力と富が政府から個人富裕層の手に移る時、国家は衰退する。