図書館本 これはお勧め

読みだしたら止まらない。
犯罪はもちろん良くないし、それを抑止あるいは取り締まる警察、そして法で裁く司法が正しく
機能すれば多くの場合は問題無い。

ただ、権力は暴走する。

最後の砦が最高裁(最近はその人事も忖度かと言われてはいるが、アメリカも同様)である。

地道な努力が最高裁の大法廷でのたった5分での判決の言い渡し。
しかしその5分が世の中を変える。2017年3月15日午後3時

決してエリートと呼ばれる様な弁護士ばかりの弁護士団ではなかった。
上告は棄却 しかしその後の裁判所の見解はまさに弁護団の主張を100%認めるものだった。

憲法は権力の暴走を防ぐためにあるのである。

GPS捜査の違法性をまさにこの時指摘されたのである。

この事件関連の亀石さんらの会見はyoutubeにもあります。


刑事弁護人 (講談社現代新書)
亀石 倫子
講談社
2019-06-19