「池上彰の発掘!静岡のチカラ Part10」2019年11月18日(月)よる6時57分〜|番組|静岡朝日テレビ


webより

どうして静岡県はリニア中央新幹線の工事に反対するのか。
リニア工事で浮上した「水問題」について、池上彰さんが基礎の基礎から解説!
なかなか噛み合わない川勝知事とJR東海。そしてリニアが通る沿線自治体の知事たちの考えは?
これからどうなるのか、今知りたいリニア中央新幹線を巡る問題をわかりやすく解説します!

最高時速500キロで疾走するリニア中央新幹線。
JR東海は2027年に品川〜名古屋駅間の開業、2037年には大阪までの全線開業を目指している。
そのルートの一部が静岡県内を通る。しかし沿線の都府県で駅が無いのは「静岡県だけ」。
何も恩恵が無さそうだが、実は静岡県にもメリットが。
リニア全線開業後の「新幹線の姿」を池上さんが解説。

そもそもトンネル工事をすると水がなくなるの?静岡県を通過する約25kmの南アルプストンネル。
その工事現場に大規模な「破砕帯」が存在する。
「破砕帯」工事で懸念されているのが大量の湧き水。
映画「黒部の太陽」でも描かれた「破砕帯」工事の難しさとは。
トンネル工事による水の流れの仕組みを池上さんが模型を使って解説。
さらに大井川流域の人々が「水問題」に敏感になっているのは、1980年代の「水返せ運動」が影響していた!

今年7月「静岡県のせいでリニアが止まっていいんですか」と、
静岡県を「けん制」したのは、お隣、愛知県の大村秀章知事。
このままでは、愛知県が期待する2027年の品川〜名古屋駅間の開業が危ういからだ。
番組では愛知県の大村知事に単独インタビューした。

MC】池上彰(ジャーナリスト)

Q.解説する側、伝える側の立場から、今回の番組はいかがでしたか?

私は今東京にいて、名古屋で仕事をしているんですよね。そうすると、「(リニア問題で)静岡が何かなぁ」みたいな雰囲気があるわけですよ。でも、静岡にはこういう立場があるんだってことを知ってほしいなと思います。
Q.考えさせられる番組内容だったと思うのですが、池上さんの感想は?

やはりリニアって言うのは国策として2027年までに東京―名古屋を開通させるんだって動いてますよね。でも、その途中の静岡県には静岡県としての悩みとか不安というのがあるんだよ、ということを、きちんと伝えたいなと思いますし、それは、東京や愛知県の人にも知って欲しいなって思いますね。その上でいい解決策をなんとか見出したいと思います。








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2017-03-01