富士川濁り、アユ減「警鐘」 15年度報告書、専門家と地元企業(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS) - Yahoo!ニュース
時系列的な検証はictKofuさんのリンクが分かり易いです。
素人的に考えれば下流部での濁りの原因粒子と上流部(今回の場合は雨畑ダム関連汚泥)の粒子を同定すれば良いと。
それほど難しい解析じゃないですよね?
行政は知っていてやらなかったって事ですよね。
何ら対策を取らなかったと指摘されていますから。
そして山梨のメディアは黙ったままですか??
いつも静岡側から事実が明らかになりますが。
以下記事
富士川の濁りを主因として天然アユの資源量が危機的水準にまで減少しているとの報告書を2015年度、静岡市清水区の企業などがまとめ、濁りの影響に警鐘を鳴らしていたことが23日までの関係者への取材で分かった。報告書は静岡、山梨両県での共同調査の必要性を強調。両県は複数の部署で内容を把握していたとみられるが、対策は取られなかった。富士川の濁りは駿河湾産サクラエビの記録的不漁との関係が指摘されている。
リポートは「平成27年度 天然アユを指標とした富士川の環境保全調査報告書」。小型産業用ロボットメーカー「アイエイアイ」(石田徹社長)がCSR(企業の社会的責任)として、高知県の四万十川など全国の河川でアユの生態調査や漁場診断などを行う専門のコンサルタント、たかはし河川生物調査事務所=高橋勇夫代表、同県香南市=に依頼した。
河口から約20キロ上流までの区間で、目視観察や潜水などを行い、濁りや産卵状況、魚道の機能を調査。国土交通省のデータに基づき、濁り具合の指標となる浮遊物質量(SS)の10年間(05〜14年)の平均値(1リットル当たり30ミリグラム程度)を「通常濁りが少ない時期に調査が行われることを考慮すると、異常な高さ」としている。
潜水観察を通じ、富士川本流の対象域のほぼ全体で川底に砂泥の堆積が見られ、泥分沈着により光合成が妨げられて餌の藻類(コケ)の生産が低いことや、河床の石が砂礫(されき)に埋まりアユの産卵の阻害要因と考えられること−などを詳述。対象域の生息期待量80万匹に対し実生息数は約2割の18万匹にとどまっていると算定した。
約30年、富士川でアユ釣りをしている山梨県南アルプス市の40代男性は「仲間うちでは富士川は“死の川”というのが共通認識。興津川や狩野川は天然アユが遡上(そじょう)するのに富士川は上らない。多くが富士川を避けている」と話す。
富士川本流の一部や支流の漁業権を持つ芝川漁協(富士宮市)が16年、内容に関する報告会を開催。同漁協は静岡、山梨両県の関係部署や国土交通省の事務所などに計100部配布した。
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