図書館本

丹羽さんの本を最近何冊か読ませていただきました。
非常に的確な指摘と利他の思想が読み取れます。
本当は丹羽さんの様な方に日本の外交を担って(以前中国大使ではありましたが)欲しい。

反中、嫌中のメディア報道がいかに的を得ていないか(ある種、儲けるための出版ですよね)を
ご自身の体験、経験から穏やかに論じています。

日本人の何人が習近平氏に直接会って話をしたことがあるのでしょうか?
知りもしないで批判することの愚かさも指摘しています。

中国の体制の問題点はもちろん指摘していますが、14億の民を食べさせて生かせていくための
戦略は世界2位の経済大国となった中国の進み方として満点でないにしても正しい。
そこに民主化が可能となれば、まさに世界のトップに躍り出る可能性すらある。

そして、丹羽さんは、中国は覇権など考えていないと。
まったく同感です。近隣諸国を占領したり経済支配するメリットは中国には無いし、
過去の世界の歴史を中国は知り尽くしている。もちろん阿片戦争、日中戦争などの強烈な痛みも。

備忘録メモ

現状での共産党独裁が出してきた結果とこれからの民主化の道筋の作り方
中華人民合衆国への道
領土支配や支配地拡大は決して利益に繋がらないという過去の歴史を中国は知っている(英国ら)
国の最大の資産は人材 (石橋湛山の小日本主義に通じる)牡丹餅と重箱の話
一帯一路とAIIB 日本だけが取り残される
徳の治政は欧米人に理解出来ないが日本、中国は理解可能 
作られる反中の意識
中国のトップは地方からの叩き上げ 
人類史上最大の実験が中国の民主化