“わだつみ”日記が文化財へ|NHK 山梨県のニュース
どんどん戦争をする国になっていませんかね?
戦争を知らない議員やら歴史修正主義者の皆さんが。
勉強、学問をしたくて死んで行った中村徳郎さんを忘れないために。
そして戦争を主導した軍部や政治家の歴史を知っておくこと望みます。
以下記事
戦没学生の日記や手紙を集めた「きけわだつみのこえ」に収められている、いまの甲州市出身で太平洋戦争で戦死した中村徳郎さんの日記などが、市の文化財に指定される見通しとなりました。
甲州市出身の中村徳郎さんは東京大学在学中に出兵してフィリピンで戦死し、中村さんがつづった日記や手紙は「きけわだつみのこえ」にも収められ、戦争の悲惨さをいまに伝えています。
18日は、甲州市役所で市の文化財審議会が開かれ、中村さんの日記や家族にあてた最後の手紙など47点について審議されました。
このうち、最後の手紙には「こちらのことは心配なく。爪と頭髪とは出発間際聯隊へ残してきました」などと戦死することへの覚悟がつづられています。
また、日記からは「何において生甲斐を見出すべきか」などと苦悩する心情が伝わってきます。
甲州市教育委員会は、こうした資料は70年以上たち、劣化が進んでいることから文化財として保存する必要があるとして、指定に向けた手続きを進めてきました。
18日の審議会では有識者など6人の委員が審議し、日記のほか「死亡告知書」など47点すべてについて「文化財の指定に相当する」という答申を出し、市の文化財に指定される見通しとなりました。
甲州市教育委員会によりますと、太平洋戦争に関連する資料が文化財になるのは全国的にも珍しいということです。
甲州市教育委員会の保坂一仁教育長は「戦争の悲惨さを伝えるだけでなく、わたしたちがどう生きるかを問う貴重な資料なので、多くの人に知ってもらいたい」と話していました。