図書館本

村上氏(1959-)のメディアから受けていた印象と実像との違いが大きい事に気が付きました。
堀江氏とのニッポン放送株取得に関してや、モノ言う株主というイメージが強かったですが、
コーポレイトガバナンスという切り口やNPOと言った切り口で見ると違うイメージが
浮かびあがりますね。

個人的には金で金を稼ぐという資本主義は良しとしませんが、企業や個人の発明やアイデアに
投資して、そこから利益を生み出すという経済活動には賛同します。

投資家にとやかく言われたくなければ非上場にすれば良いし、資金が必要なら上場という手段も
あるということでしょう。

そして内部留保する企業(上場企業で300兆円あるとのこと)には、その金を新たな設備投資や株主に還元するべきという指摘は的を得ていると感じます。家計の金融資産も1700兆円以上。
資金の循環こそが経済発展の基本だと。
また非営利団体への資金循環も重要だと。ただしドナーガバナンスは必要

ピースウインズジャパンの大西氏との連携、投資。
JustGivingJapan でのファンドレイジングの設立
ベンチャーへの投資、堀江氏と。

生涯投資家 (文春e-book)
村上世彰
文藝春秋
2017-06-21