図書館本

高山さん(1958-)の宿命の子(2014)の続編だろうか。
460ページにおよぶ大著

日本財団の笹川陽平氏のハンセン病制圧の活動に密着した海外渡航記録、
バチカン、WHOでの孤軍奮闘から世界協働システムの構築
日本より海外で有名な笹川氏や日本財団の活動を綴っています。

ハンセン病に疎い方は最後の補遺が非常に良くまとまっていると思いますで
まずはそこから読まれるのも良いかと。

ちなみに私自身、笹川財団、日本財団の活動に興味があり、かつハンセン病にも
興味があったので下記の書は既読です。

人間として生きてほしいから 笹川陽平 海竜社 2008
世界のハンセン病との闘い 笹川陽平(1939- ) 明石書店 2010
世界のハンセン病がなくなる日 笹川陽平 明石出版 2004
この国、あの国 笹川陽平 産経新聞社 2004
外務省の知らない世界の素顔 笹川陽平 産経新聞社 1998
隣人・中国人に言っておきたいこと 笹川陽平 PHP 2010

評伝 笹川良一 伊藤隆 中央公論新社 2011
悪名の棺 笹川良一伝 工藤美代子 幻冬舎 2010
宿命の子 高山文彦 小学館 2014
残心 笹川陽平 幻冬舎 2014
くじけてなるものか笹川良一が現代に放つ警句80 工藤美代子編著 幻冬舎 2011




目次 出版社のHPより
はじめに
第一章 神よ、なぜに見捨て給う インド/ムンバイ、プネ
第二章 砂嵐のあとで エジプト/カイロ、アレキサンドリア
第三章 風光る国の奥には アフリカ/マラウィ共和国
第四章 ピグミーの森、踊る大使 アフリカ/中央アフリカ共和国
第五章 ゼロの大地から インド/チャティスガール州ライプール
第六章 引き裂かれた母子 ブラジル/リオ・デ・ジャネイロ
第七章 愛を乞う者 ロシア/ウクライナ
第八章 忘れ得ぬ人びと 中央アジア/西ヨーロッパ/アフリカ
第九章 叫びと囁き ブラジル/マットグロッソ州クイアバ
第十章 少女は拍手に包まれて 西太平洋/キリバス共和国
第十一章 フランシスコ教皇の改心 バチカン市国/ローマ教皇庁
補 遺 ハンセン病と人間 最後の一マイルのために
おわりに

巻末付録
年表
参考文献