図書館本

いわゆる脱藩官僚でもある高橋さん。
政策工房の会長として、特区の委員会でもご活躍の原さん(古賀茂明さんの後輩にあたる脱藩官僚)
などとご一緒に仕事をされていますね。民間シンクタンクとして政策立案に腕を振るっているようです。
さて本書ですが
出版当時から事件(事案)はかなり動いております。
森友、加計、スパコン。

財務省による文書改竄、口裏合わせ
秘書官等の加計学園の首相(総理)案件としての動き

本来の官僚の役割がなぜここまで落ちぶれてしまったのでしょうか?

本書では高橋さんは森友問題は些細な手続き上の問題であるような書き方に感じます。

おそらく本書で重要な部分は、政治が官僚の筋書き(政治家も利用して)いかに簡単に動いているかということだろう。
有識者会議やら審議会に駆り出される御用学者を利用して台本通りに進む政策。
審議会委員などは官僚からは馬鹿にされ、うまく利用され、審議会委員は委員というステータスを
テレビやらメディア出演に利用するという。
審議会をドライブする事務局は省庁の思い通りに筋書きを進行するのだそうです。
まあ、結局出来レースなんですね。この辺は故吉岡斉さん(原発政策)も審議会の内情を
著書に書かれていましたね。