図書館本

良い本である。ただ残念なのは、なぜ「サバイバル」なんてタイトルに加えたのだろうか?
売るためにはしょうがないのか?

サバイバル登山だのサバイバル猟師などといって遊びで獣を殺し売文している輩とは確実に一線を
画している著者である。
野生への畏敬の念を持ち、有難く山の幸を頂くという態度は見習いたい。

多くの写真と丁寧な解説は好感が持てる。
哺乳類、魚類、鳥類、その他山の恵み(山菜や木の実等々)、人類がこれまで利用してきた食材を
余すことなく美味しくいただく。
焚き火の仕方やその始末の仕方まで解説している。

未来の子供たちのために、これ以上環境破壊することなく、自然からの利息としての食材を
有効に利用したいものですね。

なので、本書はサバイバルのための書でなく、生きるための書なのですよ。