空飛ぶタイヤをAmazonビデオ-プライム・ビデオで

池井戸潤原作

2018年6月に映画も公開されるとのこと。
組織のコンプライアンスが実は顧客保護ではなく、組織自体を不正をしてまで守るという現実を
映像として描いている様に思う。
東芝、神戸製鋼、三菱自動車等々、最近でもなんら過去と変わりなく不正が続く。

組織のためなら平気で嘘をつき、ズルをする。バレなければなんでもOK。
そんな連中が偉くなっていく現状。
もちろん、組織だけではなく、普通にそんな連中が社会の中にもいる。
作品の中でも男だけでなく、嘘つきズル女も登場する。
いるよな、そんな女。

真面目に実直にズルしない生き方がダサいとされてしまう現在。
いずれそんな国という組織は崩壊するのだろう。

池井戸さんの作品が人気になる背景には、きっとそんな真面目でズルしない、そして嘘をつかない人たちの声なき声があるのだろう。



空飛ぶタイヤ DVD BOX(3枚組)
仲村トオル
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2009-10-23