図書館本

市川ワールドが出来た背景と言って良い市川さん(1962−)自叙伝でしょうか。
2004-2005のアルフォポリスからのメイルマガジン掲載文書の加筆訂正となっています。

おっさんが何度電車の中で泣かされたことか(笑) 
その理由も少し分かった感じがします。

市川さんの作品はそれなりに読んでいるのですが、ネット作家として活動し始めた頃の作品は知りませんでした。そして自身が発達障害(この言葉は大嫌いですが)である事を吐露していて、かなりの苦労をされていることが分かります。今でも飛行機は乗れない、電車も極力乗りたくないとの事です。

ご自身の青春時代、アスリートとして大活躍、やがて挫折し自身の体調との葛藤、奥様との出会いなどが正直に書かれている。
そして、なんら賞を取る事なく世に出た作品が映画化、テレビドラマ化されていったわけです。

備忘録メモ
バイク乗り(高校時代中型取得) プーターロー時代に日本一周
主人公がタバコを吸う、酒を飲むシーンがない
水辺や森、あるいはアクアショップ、緑に囲まれた喫茶店、アパートの小さな部屋が沢山描かれている
観念的でないから小学生でも理解できる=わかりやすさ
彼女(奥さん)が喜ぶ顔が見たいから。すべてはそこから始まった。

きみはぼくの
市川 拓司
アルファポリス
2006-10-01



MM
市川 拓司
小学館
2017-07-12






ねえ、委員長 (幻冬舎文庫)
市川 拓司
幻冬舎
2014-04-10