図書館本

なかなか興味深い考察 ほぼ古谷さんの指摘に同感
ご自身の出自や経歴を吐露しながら「意識高い」ヒトと「意識高い系」のヒトの違いを綴る。
ちょうど、日本につけるクスリ(安部敏樹x竹中平蔵 2016)を同時並行で読んでいたのだ
なお更面白かった。
本書では指摘されていないが、リア充としての地方公務員や地元有名企業への就職している土着民と
意識高い系あるいは意識高いヒトの比較なんかが今後期待したいと思う。リア充の下記の定義に半分は相当し半分は異なる連中が多い。

備忘録メモ
リア充と意識高い系の決定的な違い 土地と土着の関係性
スクールカーストと意識高い系の関連 
実力無き自己顕示欲
とてつもなく高い自己評価、根拠なき自信、他者への見下しや蔑視
泥臭さから遠ざかる人々
リア充の定義 土地に土着、土地は相続、スクールカーストにおいて第一階級、よって他者へのアピールの必要性を有しない(自明性、閉鎖性)、自己評価は概ね相応(プライドの類には概して無頓着)
賃借人や分譲住宅購入者はリア充ではない
スクールカーストの上位者 同世代のなかにおける支配者 居心地のより人間関係 永年土地との関係性に接着 政治家の世襲制の類も
高卒後のグレートリセットは国立大学でのみ可能 私立大学における内部進学者の存在
意識高い系の2形態 上洛組 在地下剋上組
高次の大義という隠れ蓑 自己宣伝 SNSやブログで他者へのアピール・訴求 多幸的、抽象的
内心の欲望を隠蔽して高次の大義
系=もどき
8.15靖国と旧軍コスプレ 意識高い系愛国者もどき=かっての悲劇を繰り返す危険性 とんでも陰謀論や歴史の無知
ババ(糞)の中の百円玉を拾える人間になりたい by 古谷