図書館本
山下さんの本は何冊か読んできました。常に一次情報に基づく解析が論理的です。
簡単に言えば、農水ムラの不都合な真実でしょう。農水官僚だった著者がデータを駆使して
説得力をもって問題点を指摘しています。
すなわち損をするのはいつも消費者、だって税金払って高いモノを買わされているわけです。
読んでいて思ったのですが、まさに電気代とおなじ、総括原価方式です。電力会社の広告もCMも原発立地対策費もすべて電気代に含まれているというヤツ。
高い農産物のカラクリもまさにこれでした。もちろん官僚の天下り先の給与やいらない事業費も消費者負担。
そして山下氏のいつもの主張である「農業問題は農協問題である」
減反・高米価格政策、農協、農地制度 農政3悪人
備忘録メモ
酪農専門の大学教授、農業団体、農林族議員、農林水産省の役人などいわゆる専門家と称する人たちに騙されるな。 大学教授の兼業での講演by農業団体
とうもろこし輸入価格と配合飼料価格(大)の格差
エサ価格の上昇は主張するが、高値の子牛価格に関しては何も言わない
酪農全体の乳牛頭数の減少は、離農とういよりは、酪農家が所得を上げるために行っている交雑種や和牛の子牛生産の拡大によるところが多い
欧米は価格で農業を保護するやり方を財政が直接支払いで保護する方法に変えている(国内価格を安くすることが可能、高い関税も不要、通商交渉で農業が障害にならない)
どこに利権があるのか?シンプルな問いが必要 世界で余っているバターがなぜ日本にこない?
配合飼料はアメリカの倍の価格 とうもろこし輸入は関税ゼロなのに
牛肉輸入の自由化 毎年1千億の関税収入 25年間で2兆5千億の金 畜産振興名目で投入したが生産コストは下がったか?
ほとんどがサラリーマンの兼業農家である米農家のための保護政策
発展しきた酪農も第2の米となってしまう
農業予算や関税などの政策で生計をたてている者多数
農業の光の部分、農業団体等に頼らず自立的に米を海外に輸出する若手農業者もいる
乳価問題 飲用向け乳価 加工原料乳価
不足払い法
酪政連=日本酪農政治連盟 自民党の酪政会
農家の7割が米農家なのに生産額は2割だけ 農協の発展、米農業の衰退
補助金で米価を上げて、補助金で米価を下げる政策
北海道の乳価を決めるのはホクレン
農業総生産額の5割は関税の掛かっていないものが占めている。TPPに参加しえ関税を撤廃すると、日本農業は壊滅するという主張があるが、これは間違い。
ウルグアイランド問題での国内バラマキ 6兆1千億
バター不足問題でのメディアの誤報 加工原乳量の減少ではない(脱脂粉乳は不足していない)
バター輸入の高関税で民間輸入は実質的に禁止 低い関税での農畜産業振興機構(alic)の独占的輸入 さらにalicによる公的基金への支出問題 基金への天下り
食料安全保障としての問題、家畜用飼料のほとんどを輸入に頼る
農地資源保護こそが食料安全保障であり、農地面積確保のための単一の直接支払いを導入するべき。農政が何を植えるか口を出すべきでない。不足払い等もやめるべき
農業経済学者が御用学者化しいている現状
山下さんの本は何冊か読んできました。常に一次情報に基づく解析が論理的です。
簡単に言えば、農水ムラの不都合な真実でしょう。農水官僚だった著者がデータを駆使して
説得力をもって問題点を指摘しています。
すなわち損をするのはいつも消費者、だって税金払って高いモノを買わされているわけです。
読んでいて思ったのですが、まさに電気代とおなじ、総括原価方式です。電力会社の広告もCMも原発立地対策費もすべて電気代に含まれているというヤツ。
高い農産物のカラクリもまさにこれでした。もちろん官僚の天下り先の給与やいらない事業費も消費者負担。
そして山下氏のいつもの主張である「農業問題は農協問題である」
減反・高米価格政策、農協、農地制度 農政3悪人
備忘録メモ
酪農専門の大学教授、農業団体、農林族議員、農林水産省の役人などいわゆる専門家と称する人たちに騙されるな。 大学教授の兼業での講演by農業団体
とうもろこし輸入価格と配合飼料価格(大)の格差
エサ価格の上昇は主張するが、高値の子牛価格に関しては何も言わない
酪農全体の乳牛頭数の減少は、離農とういよりは、酪農家が所得を上げるために行っている交雑種や和牛の子牛生産の拡大によるところが多い
欧米は価格で農業を保護するやり方を財政が直接支払いで保護する方法に変えている(国内価格を安くすることが可能、高い関税も不要、通商交渉で農業が障害にならない)
どこに利権があるのか?シンプルな問いが必要 世界で余っているバターがなぜ日本にこない?
配合飼料はアメリカの倍の価格 とうもろこし輸入は関税ゼロなのに
牛肉輸入の自由化 毎年1千億の関税収入 25年間で2兆5千億の金 畜産振興名目で投入したが生産コストは下がったか?
ほとんどがサラリーマンの兼業農家である米農家のための保護政策
発展しきた酪農も第2の米となってしまう
農業予算や関税などの政策で生計をたてている者多数
農業の光の部分、農業団体等に頼らず自立的に米を海外に輸出する若手農業者もいる
乳価問題 飲用向け乳価 加工原料乳価
不足払い法
酪政連=日本酪農政治連盟 自民党の酪政会
農家の7割が米農家なのに生産額は2割だけ 農協の発展、米農業の衰退
補助金で米価を上げて、補助金で米価を下げる政策
北海道の乳価を決めるのはホクレン
農業総生産額の5割は関税の掛かっていないものが占めている。TPPに参加しえ関税を撤廃すると、日本農業は壊滅するという主張があるが、これは間違い。
ウルグアイランド問題での国内バラマキ 6兆1千億
バター不足問題でのメディアの誤報 加工原乳量の減少ではない(脱脂粉乳は不足していない)
バター輸入の高関税で民間輸入は実質的に禁止 低い関税での農畜産業振興機構(alic)の独占的輸入 さらにalicによる公的基金への支出問題 基金への天下り
食料安全保障としての問題、家畜用飼料のほとんどを輸入に頼る
農地資源保護こそが食料安全保障であり、農地面積確保のための単一の直接支払いを導入するべき。農政が何を植えるか口を出すべきでない。不足払い等もやめるべき
農業経済学者が御用学者化しいている現状