リニア 南巨摩トンネルも契約 - NHK山梨県のニュース




リニア中央新幹線の建設を巡って、JR東海は、巨摩山地を貫く「第四南巨摩トンネル」のうち、およそ2.6キロの区間について、建設会社と工事契約を結んだことを明らかにしました。
県内での本格的な工事契約は、南アルプストンネルに続き2件目です。
これは、20日、名古屋市で開かれたJR東海の会見で、柘植社長が明らかにしました。
それによりますと、リニア中央新幹線の、巨摩山地を貫く「第四南巨摩トンネル」のうち、西側のおよそ2.6キロの区間について、19日、建設会社との契約を終えたということです。
「第四南巨摩トンネル」は富士川町から早川町までの全長8.6キロのトンネルで、このうち、今回契約を結んだ「西工区」は、最も深い所では、地上から700メートルの深さに達し、本線と分岐する連絡坑も掘削するため、断面積は最大で、およそ300平方メートルに及び、高度な施工技術が必要だということです。
工期は2026年5月末までのおよそ10年間で、住民を対象にした工事説明会を開いたあと、着工する予定です。
県内で、リニア中央新幹線沿線の本格的な工事契約は、去年12月に着工した南アルプストンネルに続いて2件目です。

07月20日 17時49分