本が好きより献本御礼

日本国勢図会ジュニア版なのであるが、是非とも一般の方にも手に取って欲しい。
逆に言えば、非常に分かりやすいデータ集となっている。
矢野恒太記念会の「データでみる県勢」本書の元になる「日本国勢図会」などは
莫大なデータを網羅していて行政やアカデミック、あるいはコンサルタントや広告代理店もが
おそらく利用するような情報満載となっている。
マーケッティングにしても政策形成にしても、元になる確かなデータが無ければ費用効果も
未来予測も出来ないのである。
裏から見ると、データを恣意的に悪用することも可能になる。
都合の悪いデータは出さずに、予算が取れそうなデータのみを使用して企画書を書いたりと。

そんな情報・データを若いうちからしっかり理解しておくことが、本当の意味での国力に
なるのではないだろうか。後になって、騙されたとか、知らなかったでは済まされないのです。

本書の構成は
1.国土と人口
2.経済と財政
3.農林水産業
4.日本の工業
5.商業と貿易
6.交通と通信
7.国民の生活
8.世界のすがた

世界の中の日本が分かりやすいグラフ等でも示されている。
現実の数字を見れば、隣国をヘイトしている場合などではないとわかるはずなのだが。