本日のNHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151007/k10010261791000.html

6日に偶然の野口研で会って立ち話。日本のメディアがきっと電話取材するよとウイルソンに話したところでした。
ウイルソン教授はまさにコメントするのに最も適した研究者ですね。


ことしのノーベル医学・生理学賞に選ばれた大村智さんについて、西アフリカのガーナで熱帯病の研究を続けてきた研究者は、大村さんの薬で西アフリカ地域が救われたと説明し、その功績を改めてたたえました。
ことしのノーベル医学・生理学賞に選ばれた大村智さんは、オンコセルカ症やリンパ性フィラリアなどの熱帯の寄生虫が引き起こす病気の治療薬の開発につながる抗生物質を発見しました。
これについて、ガーナをはじめとする西アフリカの各国で、およそ40年にわたって、これらの病気の研究を続けてきた、野口記念医学研究所のマイケル・ウィルソン教授が、6日、NHKのインタビューに応じました。
この中でウィルソン教授は、オンコセルカ症について、「地域の人口の40%が失明する事態に陥ることもあり、地域経済が崩壊し、村を捨てざるをえないこともあった」と述べ、薬が導入されていなかった1970年代には、この病気が地域の崩壊を招くほど深刻な事態を引き起こしていたと指摘しました。
そのうえで、「薬のおかげで、今ではこうした事態は起きていない」と述べ、大村さんの発見が元になった薬で、多くの人の命や生活が守られ、西アフリカ地域が救われたと説明しました。
さらに、「薬のもたらした影響の大きさを知っていたので、受賞が決まったことはうれしかった」と話し、大村さんの功績を改めてたたえました。