図書館本

白井さん(1977-)の永続敗戦論はまだ読んでいません。
2015年7月16日安保関連法案、午後 衆院通過とのニュースが流れている。
多くの若者も抗議活動に参加し、内田さんも国会前で話をされたようですね。
本書は漠然と、そしてモヤモヤとしていた日本の戦後とアメリカの関係性が、少し自分自身で整理出来た
感じがいたします。
そして日本人(もちろん自分も含む)の精神性と天皇制の微妙な絆的な歴史観。

相変わらず自分自身知らないことだらけだなと痛感した一冊でもありました。

備忘録的メモ
敗戦国のナショナリストが敗戦後に最初に言うべき事は「次は勝つ」です。臥薪嘗胆、捲土重来です。
いま反米右翼というのは鈴木邦男さんくらい。
受験優秀であれば出世できた。
日本人が日本人を憎んでいたという可能性
近代日本の最初のボタンの掛け違いは、戊辰戦争の総括。(いまだに藩の怨霊)
先行世代が封印して、埋葬した過去を掘り起こし、棺桶の蓋を開いて、腐敗した地下の死体を掘り出して、彼らの言葉を聴きだして、それから改めて「今度こそほんとうに成仏してください」と手を合わせて呪鎮の儀礼をする。
対米従属を通じての対米自立 のれん分け戦略
従属というよりは完全な属国
忖度する小物たちが日本の政治機構を機能不全にしている
戦争をして、それから改憲をというルート
攻撃的な排外主義、反知性主義 嫌韓嫌中本、ヘイトスピーチ
死者たちが犯した罪(過去の日本人)を同国民である限り、引き受ける義務がある
日本には大人がいない(内田) これは頭の丈夫な人がどれだけ東大にいるのか?(養老さん)と同じかな。
いつアメリカは安倍を切るのか
カウンターカルチャーとしてのアメリカ そこに強さ(多様な人材)
アメリカ51州目の州のリアリティ
フランスとナチドイツの連携 敗戦の否認 隠蔽された事実 ヴィシー政府研究はほとんど出ない。