EM商品のニセ科学性について - warblerの日記



EMは信じちゃいけないよ!
どぶにおカネを捨てるだけじゃなくて、環境汚染です。

放射能にもウイルスにも効きませんから。

一部リンクより

<科学であることの基本条件>

 科学であることの基本には「他の人達が検証して確かめることができる」というものがあります。「〜したら、こういう結果になった」という主張に対して、その時と同じ条件をそろえたら誰がやっても同じ結果が得られる(再現性がある)というのは、その主張の正しさを裏付ける事になります。例えば、ある金属を加熱したら何度で融けだすか(融点)は、大人でも子どもでも、男性がやっても女性がやっても、アメリカ人がやっても日本人がやっても、10年前にやっても今やっても、材料と実験条件をちゃんとそろえたら同じ結果が得られるでしょう。

 しかし、ニセ科学では他の人の検証を快く思わず、誰でも自由に検証するのを拒否しているものがよくあります。その1つがEM商品です。EM(有用微生物群)の提唱者である比嘉照夫氏は「EM研究機構の同意なしには、勝手に試験をして、その効果を判定する権限もありません」と宣言しています[1]。これでは、他の人が自由に検証して確かめることはできませんので、科学として扱うことはできません。

 EM商品の使用方法として「EMは効くまで使え、空気や水の如く使え、必ず効果は表れる」(原文ママ)と指導されていますが[2]、これによって「効果が出ない」という結論が出されない様にしています。例えば「降るまで祈り続ける雨乞い」と同じで、祈り始めてからある時に雨が降ったら「効果があった」ことになり、いつまでも雨が降らなければ祈りが足りないとされます。「効果が無い」のではなく、使い方が足りないという事になるのです。これでは、客観的な評価はできませんよね。



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