図書館本

全くの門外漢が読んだ。
いつも経済関連の本を読んで思う事:経済学って本当に学問なんだろうか?ノーベル賞もあるけど。。。
一部の人々に莫大の富の偏在をもたらす金融工学なんていうのもあるし、そもそも工学も学問なんだろうか?
自然を征服管理しようとする工学が人類に必要なのかと。。。
金子さんは、「失われた20年」と書くけど、ゴールを過ぎた20年と考えた方が良いのだと僕は思う。
だって、もう世界で一番には絶対なれないのだから。
もちろん、金子さんの脱原発論は素晴らしいと思っている。

筋がそれた。

金子さんは、以前より自民党政権、特に小泉さんの政策には猛烈に反対していたように思う。
そんな事を目次からも感じる。
序章 ワンフレーズ化された経済政策
第1章 共有論のパースペクティブ
第2章 グローバリズムの歴史的意味
第3章 グローバリズムは何を強要するのか
第4章 資本主義はどう変化してきたか
第5章 社会保障制度における「自由と平等」
第6章 波動から資本主義を見る
第7章 新しい独占をめぐる対抗
第8章 地域民主主義の可能性
あとがきにかえて

ざっくりまとめると、地方分散ネットワークでシェア(共有)型な社会 そして産業構造改革
米国型の制度、ルール押し付けからの解放(グローバルスタンダードは実はUSスタンダードなんだよね)
女性に不利な日本の社会制度改革

読み終えて思ったのだが、新自由主義はけしからん、公共事業で日本復活などと言っている強靭化の先生も実は古い既得権益(ドボクムラ)の利益代表であるのだろう、まさに原発ムラの構造と全く同じ。
そして、そのムラの人々には利他などと言う思想は無く、利己的権益にすがり、国を蝕んでいくのだろう。