図書館本

個人的には緩やかな国境の消去が夢なので読んでみた。
田原さんの本も堀江さんの本も何冊か読んではいる。

対談本をまとめたものなので、深く考察されている訳ではない様に思う。
両者の基本思想は「おもしろい」事にたいする飽くなき興味だろうか?
田原さんは、面白いと思う事を徹底的にジャーナリストして追及する。
職をかけて「原子力戦争」を上梓した歴史もある。
逆に堀江さんは面白いと思う分野へ積極的に投資や自身がのめり込んでいく。

両者の違う所は、科学や技術の限界をどうとらえるかだろう。
堀江さんは技術や科学の万能性を信じているので原発容認。
田原さんはご自身の取材の経験もあり原子力(核力)に懐疑的ではないだろうか。

堀江さんの未来はシェアの社会だと語り、労働は楽しくなければならないと主張する。
またビットコインによる国境を越えるおカネの流れや社会の仕組みの変更(パラダイムシフト)に言及。

ふと思ったけど、堀江さんの考え方の中には自然という概念が無い様に思う。すなわち身体性の無い都市化(脳化社会)での生き方の様に感じた。