図書館本

読むに値せず。
あまりの酷さに絶句
こんな本を信じて子供が感染症で重篤な症状になったら誰が責任取るのだろう。

科学は万能ではない、しかし、医学を含めて多くの学問は積み重ねで改良され、改善されている。
そして全てのことにおいてゼロリスクも存在しない、だからリスクを極力小さくなるように努力がなされる。

筆者(1934-)の肩書き(いわゆるtitle)で信用する方もいるかもしれませんが、それも権威に騙されている証拠かもしれません。まず、本当にしっかりした科学者であるならば、データの出典を提示し、それに反するデータに関して議論するものです。本書では一方的に都合の良いデータ(それも出典が殆ど示されない)を利用して、「〜らしい」「〜と思われる」とか非常にいい加減な言説が羅列されている。

ちなみにインフルエンザワクチン(注射するタイプ)には感染防御機能は有るというデータもあり、インフルエンザによる疾患の重篤化を阻止するという効果は認められている。

ワクチン効果と副作用問題。「私はワクチンで助かった」と訴える人はいない。(個人的にはワクチン問題は薬事審議会の審査員や業界との問題だと思うけど)ワクチンの恩恵をうける不特定多数の人に感染症に対するリスクを与えているのも事実。

ひとつひとつ反証するのも馬鹿らしいので備忘録メモとしてテキストを羅列しておく。

石田名香雄氏(1981年当時ウイルス学会長)の発言だけを取り上げ、ディスカッションの内容は無し
インフルエンザ脳症はインフルエンザでなく一部の解熱剤の影響。インフルエンザ脳症など無い。
自分の体が自分で出した熱であればどんな高熱でも脳をやられることはない。
インフルエンザ迅速診断キットはムダ。不顕性感染があるから、治癒証明も診断書もムダ。
2009年新型インフルエンザワクチンを打たれた後、高齢者が何人も亡くなった。(データ提示されず)
インフルエンザワクチンはもっとも効かないワクチンであり、新型インフルエンザワクチンも効かないことにおいては同じである。(少しは効くってことですよね?)
国立感染研の人が「手の消毒液、そんなものはいらない」と勉強会で言った?(個人名をかけば)
マスクもうがいもインフルエンザ予防にはなりません(なると言うデータもあるんじゃないですか?)
インフルエンザの研究を職業にしている学者はインフルエンザを放っておけない(筆者は放っておけばよいと)。
治療に薬もいらないインフルエンザという病気で沢山の人が生計を立てている。
インフルエンザの変異の方向性なんて読み取れるわけがありません(分子疫学をご存知ないようです)
インフルエンザに群がる研究者、研究費も製薬会社から潤沢に出るから(データを示してみれば?)
インフルエンザのせいで種族が滅びた事はない。(滅びなければ良い様です)
無理をして打たなくて良いワクチン:ポリオ、BCG,日本脳炎、ジフテリア、百日咳、
本当に必要ですか?子宮頚がんワクチン(本来ガンを予防したデータがまだ無いので一部正解)
高齢者に肺炎球菌ワクチンは不要(早く死んでいただくということかな)
一般の子供には水痘ワクチンは不要
ワクチンで病気を防げるというのは人間の思い上がり。
国民皆保険のおかげで無医村が無くなった(本当ですか?)
感染症が発症したからといって、そうそう死ぬことはありません。逆に感染することで強い免疫力がつきます。人間はそれほどヤワじゃありません。脅しの情報に右往左往させられることなく、自分の体を信じ、自分の感性を信じましょう。私たちは、もっともっと、おおらかに生きていいのはないでしょうか。(だそうです、僕は絶対あなたを信じませんが)