図書館本

どうして、福岡さん(1961年熊本県生まれ)はこんなにも暖かい記事や文章を書けるのか?
彼の本は何冊か読んだ。

国が川を壊す理由
隠された風景
たのしい不便

そしてまだ読んでいないけど書棚にある。
小さき者たちの戦争
小さき者として語る平和

本書は2010−2012年に毎日新聞西部本社版に掲載さrた「幸せのかたち「気持ち」の物語」をまとめているとのこと。

先天的な障碍、後天的な障碍、そして事故や病気に苦しむ人々が居る。
差別や偏見もある、そして経済的な困窮もある。
そんな中を笑顔や笑い声に包まれて生きる人々もいる。
他者との関係性なしに生きる事の出来ない人間という動物。

本書の元になった連載の途中で3.11が起こったことを、あとがきで書かれている。
そして幸福というものを真剣に考えたと。
さらに、当時テレビ放映となった「坂の上の雲」への違和感、坂を上り切った時にそこに幸せはあったのか?
坂を登るために頑張れ、頑張れと言われて生きてきた多くの人々。