中川村
こんな首長さんがいる地域で暮らしたい。(元電通の部長だったと聞いている)
でも、リニア構想でトラックだけが村道を通ると言われている。
「日本で最も美しい村」連合は、福島、沖縄の様に犠牲のシステムに取り込まれてしまうのだろうか?
美しい村を美しいまま引き継いでいく。
中川村は、「日本で最も美しい村」連合に加盟している。また、私は、「脱原発をめざす首長会議」の会員でもある。
この5月、日本と同じく「世界で最も美しい村」連合の一員であるベルギー、ワロン州の大会に参加した。その後、ドイツ、オーストリアを廻り、地域内エネルギー自給を目指す村々に学んできた。
旅で感じたことは、「最も美しい村」の取り組みも、地域内エネルギー自給の取り組みも、グローバル資本主義に抵抗し、自分達の村が宿す可能性を活かすことによって、美しい村を美しいままに将来世代に引き継いでいこうとする試みだ、ということである。そして、美しい村を美しいまま引き継いでいこうとすることこそ、正統の保守だと気づいた。
「最も美しい村」連合の目的は、自分たちの村の特徴を活かすことで、子や孫に引き継げる生業を育て、将来世代も美しい村で充実した暮らしができるようにすることだ。ベルギーの大会会場には、テントブースがならび、ワロン州の最も美しい村々のみならず、スペインやドイツのザクセン州など新たに連合加盟を目指す地域を含め、ソーセージやワイン、チーズ、工芸品など、特色ある品が並べられた。ステージではルーマニアの民族舞踊など、さまざまな国の音楽が次々と披露され、夜の教会ではケベックのシンガーが歌った。それぞれが自分達の伝統を誇りにし、また互いの文化を尊敬し合っていた。
ドイツ、オーストリアの視察では、本誌269号でも紹介されているレッテンバッハを含め、5つの村を訪れた。彼らは、地域経済が衰退し、担い手が減って、コミュニティの活力が衰えていく状況に直面し、その原因を分析した結果、せっかく働いて得たお金が地域から流出しているためだと気づいた。特にエネルギーの分野、中でも熱においてそれは顕著で、ロシア(天然ガス)やアラブ(油)を富ましているばかりだと…。その分析にもとづき、住宅の断熱など省エネルギーに努め、薪、木質チップ、バイオガスによる熱の供給と電力の生産、風力・太陽光発電を組み合わせ、地域内エネルギー自給を目指していた。
こうした小さな美しい村々の努力の対極は、グローバル資本主義だ。効率最優先の統一規格による商品で世界市場を隅々まで支配して、最大の利益を得ようとする。村々の歴史ある美しい伝統・文化を破壊して憚らない。では、国はどうか。グローバル企業におもねていないか。福島第一原発による放射能災害は多くのふるさとを台無しにしたにもかかわらず、国はまだ原発再稼働を目論んでいる。TPPは、日本の農山漁村を破壊するだろう。グローバル企業の利益がそのまま「国益」であるかのごとくに見做し、そのために地方を犠牲にしようとする。美しさは、国より先に、村々にこそある。村を犠牲にして美しい国はあり得ない。国のこうした動きに抵抗して、ふるさとの美しい村々を守ることこそ、真の保守ではないだろうか。
私は長野県もリニア関連地域のサイトは確認していますが、とにかく今はリニアをキーにしてさっと見ていくだけなので、奥深く読み込むことはしていません。
明日16日の沖縄戦(選挙のことです)の結果がどうなるかも気になっていますが、パソコン達にやらせている仕事に時間がかかっている間に、サブマシンでブログなど巡回、走り読みという状況が続いています。
いつの日か、美しい村々にノンビリ旅をしたいなぁ・・・