用地買収スケジュールを確認 - NHK山梨県のニュース


リニア中央新幹線の沿線自治体による会議が甲府市で開かれ、現時点での用地買収の交渉のスケジュールなどについて確認しました。

甲府市の県庁防災新館で開かれた会議には県と、リニアの沿線の9つの自治体の担当者およそ20人が参加しました。
まず、県リニア交通局の小野浩局長が、「工事実施計画の認可がおり、今のうちからそれぞれの地域が魅力を高めることが大事で活性化の取り組みの支援を検討したい」と述べました。
そして、今後のスケジュールについて、JR東海が沿線住民を対象にした説明会や建設予定地の測量などを行ったあと、県とJR東海が結ぶ協定に基づいて県が用地買収の交渉などを進めていく予定だとして沿線の市や町に協力を求めました。
また、周辺自治体の取り組みとして、富士川町では、代替地の取得を円滑に進めるための登録制度をつくったことや、笛吹市は、リニアが走行する様子が見学できる展望台を設ける計画を進めていることが報告されました。
県リニア推進課の岡雄二課長は「リニアの開業に遅れが出ないために、県内の用地取得は非常に重要で住民に丁寧に説明するとともに、沿線自治体の協力をお願いしたい」と話しています。

10月17日 17時00分