リニア駅近く「日本一の国際展示場を」中央市長 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)



能天気としか言いようがない。
リニアがどれほど甲府近郊に出来るとされる駅に停車するのか?
JR東海は限りなく無停車で名古屋に結びたいと断言しているのをご存知?
1時間に一本停車のリニアで国際展示場?

経済効果とか言わないで銭がひたすら欲しいと言えば良いのに。

以下転載

リニア中央新幹線の開業に合わせ、中間駅(甲府市大津町)に近い中央市玉穂地区に国際展示場の誘致を目指すとしている同市の田中久雄市長は18日、「(展示面積が国内1位の)東京ビッグサイトを上回るものを造りたい」と取材に答え、具体化に向け、情報収集を進める考えを示した。

 この日は甲府市内で、展示会主催会社などでつくる日本展示会協会の石積忠夫会長との公開対談も行われ、田中市長は「莫大(ばくだい)な経済効果を県全体、国として享受できるはずだ」と聴衆に訴えた。

 対談は、誘致構想を県や中央市に提案したNPO法人「フィールド'21」(甲府市)が主催。住民や県、中央市の担当者ら計約130人が甲府市大津町のアイメッセ山梨に集まった。

聴衆を前に、日本展示会協会の石積会長は「山梨を展示会都市にするべきだ」と訴えた(18日、甲府市で)

 対談で田中市長は、リニア開通により、海外からの訪日客が中間駅まで羽田空港から60分程度、成田空港から100分程度、中部国際空港から70〜80分程度で到着できるようになる、と説明。同地区は「(中間)駅から徒歩5〜10分の距離にあることが強みだ」とし、付近には中央道スマートインターチェンジの設置や中部横断道の延伸計画もあることを挙げ、「交通結節点として素晴らしい位置になる。世界に誇れる展示場を誘致できれば」と述べた。

 一方、国際展示場の建設は、年間約120億円の市の一般会計を大きく上回る費用が想定される。この点に関しては、石積会長が「海外の企業は(展示場を建設する)意識が高い。建てること自体は大きな問題でない」とし、「行政が民間に土地を貸し出すという形はどうか」と提案。また、展示場の拡充を国策として推進すべき、との声が一部国会議員の間で高まっていることなども披露し、「国からの援助はありうる」と述べた。

 対談に先立ち、石積会長が講演した。

 東京ビッグサイト(東京都江東区、展示面積約8万平方メートル)で、自身の会社が新エネルギー展を主催した際、3日間で66億円の経済効果があったと説明。約46万平方メートルで世界最大という独・ハノーバーの展示場のように、大規模な展示場を誘致できれば、「山梨は劇的に活性化するだろう」と述べた。

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 日本展示会協会のまとめによると、日本最大の東京ビッグサイトは展示面積で世界71番目。大規模な展示会を開催する上で、「日本は海外に大きな遅れをとっている」(石積会長)という。

 こうした中、2020年の東京五輪開催に向け、国際的な展示場や会議場の需要が高まることを見越し、首都圏では施設を拡充する動きが相次いでいる。

 東京都は今月、五輪開催までに東京ビッグサイト内に展示面積約2万平方メートルの新棟を建設する計画に本格着手した。

 都によると、ビッグサイトでの展示会の開催による宿泊などの経済効果は都内だけで年間4600億円以上。しかし、ほぼフル稼働状態で、「需要があるのに利用を断っている面がある」(都産業労働局)という。

 新棟は五輪のプレスセンターとして使用し、閉幕後も展示会場としての需要が高いとみている。

 展示面積約2万平方メートルのパシフィコ横浜がある横浜市も、五輪開催までに同施設の隣接地に約1万平方メートルの多目的ホールを新設する計画を持つ。

 市の担当者は「現状では稼働率が非常に高く、予約が取りにくい状態だ」と話す。中央市への大規模展示場誘致について、この担当者は「個人的な意見だが、展示会を開催する能力を世界にアピールでき、日本全体にとって良いのではないか」と話した。