図書館本

薬害エイズ問題の核心 官民学の闇

筆者の今井氏(1956-)はNHK在職中に「埋もれたエイズ報告」(1994)という番組を作っている。
そして裁判の証拠に採用された。
調査報道という言葉は今井氏の様な素晴らしいジャーナリストのためにあるのだろう。

当時書けなかった事実を小説という形で綴っているのだと思う。
組織や個人名は変更されているが、当時を知る者として鳥肌が立った。
そして涙する場面。

企業は誰のために存在するのか?
官僚は誰のために働くのか?
学者は何のために科学をするのか?

政治家に介入を許すテレビ業界の闇も描かれている。
マスメディアと記者クラブそして政治業界の馴れ合い。

専門性、密室性そして封建制のシステムの中で行われた裁判が少数の無名なれど雄々しき英雄がいたからこそ原告勝利への道が作られたのだ。

まさにマスコミが果たすべき役割とは権力の監視でありそれが安全、安心社会への基盤なのだろうと思う。

赤い追跡者
今井 彰
新潮社
2013-06-21



埋もれたエイズ報告に関してはこちらをご参考に

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番組を見てみたいな。。。