図書館本
また良い本に出会ってしまった。そんな実感。
沢山の集落で撮られた写真も素敵である。
ジェフリーさん(1960-)はもちろん宮本常一の「忘れられた日本人」を英訳した方である(立教大学の講演会でその本にサインを貰った)がどんな方はあまり知らなかった。
各種媒体に書かれたエッセイや書き下ろしで綴られている。
生きること、死ぬこと、日々の暮らしのなかでの喜び、悲しみを鹿児島県土喰(つちくれ)集落の人々と暮らす生活を、とてもとても暖かい言葉で綴っている。
集落の代表(小組合長)としての活動や結婚、お子さんの誕生等々が自然との共生、共死の中で育まれていく。
アメリカのクラスメイトには自家用ジェットを所有している人や著名な医師や教授が沢山いるらしい。
こんな文章が凄い。
林さんと話をして感じた。生きていることは案外素朴なものだと。我々が最終的に残せるのは、接してきた人々との間に作った空気に過ぎない。林さんの事を書き終えて十分後、電話が鳴った。彼がなくなったとの知らせだった。
「金持ちより時間持ちになりたい」そう昔から思っていたジェフリーさんが素敵だ。
また良い本に出会ってしまった。そんな実感。
沢山の集落で撮られた写真も素敵である。
ジェフリーさん(1960-)はもちろん宮本常一の「忘れられた日本人」を英訳した方である(立教大学の講演会でその本にサインを貰った)がどんな方はあまり知らなかった。
各種媒体に書かれたエッセイや書き下ろしで綴られている。
生きること、死ぬこと、日々の暮らしのなかでの喜び、悲しみを鹿児島県土喰(つちくれ)集落の人々と暮らす生活を、とてもとても暖かい言葉で綴っている。
集落の代表(小組合長)としての活動や結婚、お子さんの誕生等々が自然との共生、共死の中で育まれていく。
アメリカのクラスメイトには自家用ジェットを所有している人や著名な医師や教授が沢山いるらしい。
こんな文章が凄い。
林さんと話をして感じた。生きていることは案外素朴なものだと。我々が最終的に残せるのは、接してきた人々との間に作った空気に過ぎない。林さんの事を書き終えて十分後、電話が鳴った。彼がなくなったとの知らせだった。
「金持ちより時間持ちになりたい」そう昔から思っていたジェフリーさんが素敵だ。
Miyamoto Tsuneichi
Stone Bridge Pr
2010-03