図書館本
ルポ 現代の被差別部落 (朝日文庫)を過去に読んでいたので本書も読んでみました。
差別問題に関しては2章にその後の事も書かれていて興味深い。
全体としてはかなり自画自賛的な自分史だろうか。
ただ、やはり新聞記者という職業はスクープ(特ダネ)に執着し、政治家に密着して情報を取るというスタイルから卒業出来ないようである。そして記者クラブという特権。
政治も経済も重要な事は認めるが、権力の監視機構としてのメディアというよりは権力に迎合しながら歴史を歩んで来たようにも思える。
だから「オフレコ」という書かない権利も行使するのだろう。
備忘録メモ
金丸信さんは「環境アセスメント」を「環境セメント」と言い間違えた。
中馬清福氏(現信濃毎日主筆かな?)の話も出てくる
読売新聞 渡辺恒雄会長との対談(月刊論座 2006年2月号)で渡辺さんは靖国神社の遊就館を見て仰天し、厳しい靖国批判に転じた。「軍国主義をあおり、礼賛する展示品を並べた博物館を、靖国神社が経営しているわけだ。そんなところに首相が参拝するのはおかしい」 A級戦犯の合祀についても「靖国神社に祀られている多くの人は被害者です。やはり殺した人間と被害者を区別しなければいかん」と痛烈だった。
目次
第1章 震災報道の現場から―ニュース報道の原点
(三月十一日のこと八十八年前は東京本社が焼失 ほか)
第2章 「差別」の中を歩く―長野で体験したこと
(偶然の出会いこれぞ「いじめ」 ほか)
第3章 ロッキード、消費税、冷戦後―永田町の内と外
(「総理番」は疲れる夜討ち、朝駆け、ハコ乗り ほか)
第4章 アジアの戦争は終わったか―分断と領土・歴史と
(初めての韓国北朝鮮で見たもの ほか)
ルポ 現代の被差別部落 (朝日文庫)を過去に読んでいたので本書も読んでみました。
差別問題に関しては2章にその後の事も書かれていて興味深い。
全体としてはかなり自画自賛的な自分史だろうか。
ただ、やはり新聞記者という職業はスクープ(特ダネ)に執着し、政治家に密着して情報を取るというスタイルから卒業出来ないようである。そして記者クラブという特権。
政治も経済も重要な事は認めるが、権力の監視機構としてのメディアというよりは権力に迎合しながら歴史を歩んで来たようにも思える。
だから「オフレコ」という書かない権利も行使するのだろう。
備忘録メモ
金丸信さんは「環境アセスメント」を「環境セメント」と言い間違えた。
中馬清福氏(現信濃毎日主筆かな?)の話も出てくる
読売新聞 渡辺恒雄会長との対談(月刊論座 2006年2月号)で渡辺さんは靖国神社の遊就館を見て仰天し、厳しい靖国批判に転じた。「軍国主義をあおり、礼賛する展示品を並べた博物館を、靖国神社が経営しているわけだ。そんなところに首相が参拝するのはおかしい」 A級戦犯の合祀についても「靖国神社に祀られている多くの人は被害者です。やはり殺した人間と被害者を区別しなければいかん」と痛烈だった。
目次
第1章 震災報道の現場から―ニュース報道の原点
(三月十一日のこと八十八年前は東京本社が焼失 ほか)
第2章 「差別」の中を歩く―長野で体験したこと
(偶然の出会いこれぞ「いじめ」 ほか)
第3章 ロッキード、消費税、冷戦後―永田町の内と外
(「総理番」は疲れる夜討ち、朝駆け、ハコ乗り ほか)
第4章 アジアの戦争は終わったか―分断と領土・歴史と
(初めての韓国北朝鮮で見たもの ほか)