図書館本

内田さん(1950-)、木村さん(1946−、元吉本興業常務)の対談本
まあ、面白いですよね。

正しいとか、間違いだらけのとか、〜〜力とか、絶対〜〜とか、そんな表題は気を付けておいた方が良いのでしょう。基本的には本のタイトルは出版社イシューですから。

間違ったこと、変な事を言っている訳ではありません、本書の内容は。
父権の喪失やら、大学数の減少はけしからんとか、松下政経塾批判とか(政治家のなり方は教えるが、政治家になって何をやりたいのかは?ある意味進学塾)、グローバル経済化はコストカット化だとか、昔ながらの宗教(新興宗教はダメ)としての修験道の薦めとか、成功事例より失敗事例の重要さとか。

わかるんです、お互い結構利他的なんですよ。そして私塾の大切さものね。結局は人なんですよね。
橋下批判も的を得ています。

たぶん講演会なんかでも非常に耳障りの良い楽しいお話だと思います。

さて、問題なのは、聞いた人達、本書を読んだ人達が何をするか?なんですよね。

お二人が生きた人口増加時代は二度と来ないし、当然経済成長も無い。

そこで提案なんですが、ご自分の稼ぎがある人は年金辞退してはいかがでしょうか?
そして年金受給者は選挙権を辞退しては。
もし、未来永劫の日本を子孫に残したいのなら、子孫に負債を残してはいけませんよね。
内田さんも脱原発だと思いますから。