[リニア]騒音や振動に質問集中 : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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リニア中央新幹線の詳細ルートなどが盛り込まれた環境影響評価準備書に関するJR東海の住民説明会が終盤を迎えている。15日には南アルプス市の甲西農村環境改善センターで16回目の住民説明会を開催し、残り2会場となった。9月28日から始まった県内説明会には延べ約2100人が参加。工事や車両の走行で生じる騒音や振動、磁界が健康に与える影響について質問が集中している。
■磁界、健康に影響は
「家のすぐ近くをリニアが通る。工事車両も増えるだろう。騒音が増したら、どう対応するのか」
今月12日、中央市での説明会の質疑で、市内に住むという男性が質問した。
JR側は、工事車両による騒音が予測上、環境基準以下だと説明。開通後も▽防音壁や防音フードの設置▽住居と路線に間隔をおく▽沿線住宅の窓を二重サッシにする――といった措置により、環境基準との整合を図るとする。
同社は振動について山梨リニア実験線での測定を基に予測した結果、環境省の勧告値を下回ると説明。磁界による健康への影響は、国際的な指針を大きく下回り、「車内にいても健康への影響はない」と訴える。
高架橋建設で日照が減ることを心配する意見も多い。同社は「基準に従って補償する」とする一方、用地取得については「さらに詳細なルートの決定はまだ先」として、どこの説明会でも踏み込んだ説明をしていない。
約2時間の説明会では、説明の根拠となる数字が説明されないこともあり、参加者から「データが少なすぎる」との不満も。同社は「詳細は環境保全事務所に問い合わせるか、準備書本編を参照してほしい」としている。
■駅まで延長せず
地元にかかわる課題への質問も相次いでいる。
駅が置かれる甲府市大津町で14日にあった説明会では、地元の「大津町地区開発対策協議会」の志村宙二会長(73)が「実験線を(西端の笛吹市から)中間駅まで延長できないか」と質問。開通までの間の雇用創出や商業施設の誘致につなげたいとの考えからだった。
だが、同社担当者は「ご提案いただいたような活用は考えていない」と否定。交渉を終えた用地から、できる限り早く路線を築く方針を強調すると、志村会長は「けんもほろろの回答だ」と肩を落とした。
■土砂は再利用
計画によると、リニア新幹線は巨摩山地と南アルプスでトンネルを通過するが、トンネル掘削により、県内では700万立方メートルという膨大な不要土砂が生じる。
トンネルが通る早川町の11日の説明会では、同社は3割弱の200万立方メートルをリニアの路線建設などに使う方針を提示。残りについては公共工事での転用を挙げ、「関係自治体に協力をお願いしたい」とした。出席した辻一幸町長は終了後、取材に「町として協力するため、いずれ何らかの案を示したい」と話した。
◇
説明会は16日の笛吹市、17日の中央市で終了。JR東海は11月5日までインターネットなどで同準備書への意見を募っており、今後、政府の許可を得るために提出する「環境影響評価書」の作成時に参考にするという。
(2013年10月16日 読売新聞)
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すでに想定外の騒音!!
[リニア]苦情相次ぎ防音壁かさ上げ
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走行試験が8月に再開された山梨リニア実験線で、付近の都留市川茂地区の住民から騒音の苦情が相次ぎ、JR東海は防音壁を約1.5メートル高くし、かさ上げ部分は透明な板を取り付け、沿線からリニアが見られるようにすることを決めた。
同地区の住宅地は、リニア実験線の高架橋から約20〜30メートルの距離。実験線は南北2本の複線となっており、JR東海では、再開前は主に北側の実験線を使用していたが、再開後は住宅地により近い南側を使っていることが影響している可能性があるとし、対策工事を講じることにした。
かさ上げ工事は、桂川左岸の約360メートルで実施。現在の高さ約2メートルのコンクリート製防音壁に、高速道路などで実績のある強化ガラス製とポリカーボネート製の2種類の透明な板を設置する。実験で2種類の防音性能や耐久性などを比較し、結果をリニア中央新幹線の本線への導入に生かすという。
リニアの走行が外から見えるよう、防音壁や防音フードの透明化を求めている横内知事は今回の対策について、「騒音上効果があり、かつ見えるという観点からも期待している」と話している。
(2013年10月16日 読売新聞)